「ドイツ」総勢463人の選手からなるドイツ代表団が、ドイツビール3万リットルとともに北京に乗り込んだ様子は壮観だった。このビールは五輪期間中、選手をねぎらうためにふるまわれ、選手たちは競技の合間に本物のドイツビールを堪能することができる。
ある報道によると、ドイツ代表団の競技用装備の9割はドイツから飛行機で運び込まれており、その重量は500トンに達し、輸送量は相当高額になるという。また馬術競技に出場する競技馬14頭はオランダ・アムステルダム経由で香港に搬送され、ボートセーリング競技で使用する船舶も山東省青島市に到着した。
北京五輪でドイツ代表団に投入された資金は約500万ユーロ(約8億1962万円)に上り、ドイツメディアは「過去最高額の五輪」などと伝えている。このうち70%はドイツ連邦政府が拠出したものだ。
「シンガポール」五輪のメダリストへの賞金はこれまで、欧州や米国などのスポーツ強国が他国を大きく引き離していたが、今回の北京五輪は例外だった。今回シンガポール政府は公的賞金としては五輪史上最高額の50万ユーロ(約8千万円)を打ち出した。
シンガポールがこれまでに獲得した唯一のメダルは、1960年のローマ大会重量挙げの銀メタルだ。金メダルを狙うシンガポールは巨額の賞金を打ち出し、獲得した選手には誰でも50万ユーロの賞金を与えると発表した。銀メダルの賞金は25万ユーロ(約4千万円)、銅メダルは12万5千ユーロ(約2千万円)だ。シンガポールオリンピック委員会(SNOC)の張志賢会長がこのほど明らかにしたところでは、北京五輪の参加にかかる経費は750万シンガポールドル(約5億8544万円、約500万ドル)に達するという。
「人民網日本語版」 2008年08月12日
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