国連環境計画のアヒム・シュタイナー事務局長は、「メディアが懸念している『17日間の五輪環境保護問題』についてはなんの心配もない」と、北京の環境保護への自信を語った。
シュタイナー事務局長は、第29回夏季オリンピックの聖火リレー走者とし、北京五輪開会式当日に北京で行われた聖火リレーに参加した。そしてシュタイナー事務局長は、日ごとに改善している北京の生態環境を実感し、「北京の『エコ五輪』の承諾について、独自の審査の結果、基本的に実現している」と述べた。
そのほかにも8月7日の「環境保護の旅」は、北京の環境保護の現状をより深く知るチャンスになった。北京市公共交通会社の見学や、中国国家環境保護総局、科学技術部を訪問し、北京にある国連開発計画(UNDP)の駐中国代表機関では、北京五輪に尽力したボランティアに特別賞を授与した。
シュタイナー事務局長は、「オリンピック期間中の環境保護問題は、北京だけが直面する問題だけでなはない。ロサンゼルスやソウル、アテネでオリンピックが開催された時も、同じような悩みがあった」と話す。
中国の人たちは今、クリーンな空気や良好な環境は自分の権利であり、こうした権利は自分や国の努力を通じて実現できると意識するようになった。シュタイナー事務総長は、「これこそ今回のオリンピックが中国に残す『遺産』だ」と、今回の北京オリンピックの意義について述べた。
「チャイナネット」2008年8月13日 |