国際オリンピック委員会(IOC)のフェリ統括部長は13日、5つの「満足」を連発し、3分の1が終わった北京五輪を高く評価した。フェリ部長にとって、開会式、選手村、施設、交通、ボランティアのどれもが絶賛に値したのだ。 フェリ部長は「8日には、これまでで最も複雑で最も大規模な開会式を目にした。すべての過程が非常にすばらしく、運営管理も実に抜群で、国家元首、政府首脳、王室メンバーも多数参加した。IOCを非常に満足させるものだった。具体的な視聴率はまだ手元にないが、満足のいくものだったと放映側から聞いている」と述べた。 選手村もすばらしい。フェリ部長は「各国選手はみな選手村を盛んに褒めている。食事や宿泊、競技会場までの交通、試合や練習にも彼らは非常に満足している」「ロゲ会長はこれまでに8種目の試合を観戦したが、私たちと北京五輪組織委員会との関係にも非常に満足している」「北京五輪組織委員会はハイレベル、ハイクオリティの環境を用意した。仕事ぶりも抜群で、私たちも各競技連盟から非常によい反応を聞いている」と述べた。 フェリ部長は北京五輪の交通体制も称賛した。「交通は歴代大会でも組織側を悩ませる最大の難題だったし、きわめて困難な仕事だ。41の施設で世界レベルの試合を行い、大量の選手、役員、報道陣をシャトル輸送しなければならないのだから」と指摘。「交通の手配は非常に複雑な仕事だが、北京は非常に抜きん出た働きをし、小型車両3500台と大型車両1700台を投入した。現在の運行状況は非常に順調で、不平はまったく聞かれない」と述べた。 フェリ部長はボランティアや警備要員の微笑みにも深い印象を受けた。「時にはコミュニケーションの際にいくつか理解上の問題が生じることもあるが、ボランティアは勤勉に働き、警備要員も微笑みをたたえており、非常にすばらしいふるまいだ」。 「人民網日本語版」2008年8月14日 |