長年の念願だった北京五輪開催が実現し、多くの北京市民が各競技場に五輪観戦に訪れている。もっともチケットを入手できなかった人も多く、テレビ中継に夢中になっている人はさらに多い。
昨年、一戸建て住宅に引っ越したという男性?周さんは、家族全員が北京五輪を存分に楽しめるよう、テレビを買い増しした。「地元での五輪開催、時差はありません。家族揃って五輪が楽しめるよう、といっても家族それぞれ観たい競技も違いますから、オリンピックを機会にテレビをもう1台買いました」。周さんはせっかくの北京五輪を思う存分に堪能したいと、鮮明な画像の液晶テレビを買ったという。
北京の大手家電製品販売店の売り場担当者?李さんは、「今年の北京五輪開催は、液晶テレビの普及の大きなきっかけとなっています」と語っている。北京五輪は五輪史上初めて、全競技がハイビジョン中継される夏季五輪であり、家電メーカー各社は五輪開催をチャンスとばかりに強力な販売促進活動を展開中で、フラットパネルテレビの価格競争が激しさを増している。
「今週に入り、すでに2割ほど全体的に価格が下がっています。この42インチの液晶テレビは、5月には1万元ちかくでしたが、今では7千元前後です」。ある販売店のテレビ売り場担当者?王さんは話している。
「人民網日本語版」 2008年08月15日 |