北京五輪の開催期間に生まれた子供に対し、多くの親たちは立派で五輪を記念するような名前をつけたいと願っている。海南省海口市にある名付け会社数社はいずれもひっぱりだこで、各社は申し合わせたように「五輪命名サービス」を打ち出している。インターネットをみれば、五輪ベビーに関連したサービスの広告を掲げる企業が少なくなく、命名サービスもいろいろあり、標準的価格は188元、198元、288元、298元となっている。中には888元という高額のものもある。「市場報」が伝えた。
名前に使われるのは簡単な数文字に過ぎないというのに、どうしてこれを高く「売る」ことができるのだろうか。ある名付け会社を経営する趙さんによると、188元や198元の低価格の場合、キャリアが浅く、経験の少ない命名師が名付けを行う。だが中~高価格の場合は複数の命名師による名付けサービスを受けることができ、命名師は2~3種類の名前を提示するほか、終身にわたる改名サービスも提供する。民俗研究者で海南旅遊発展研究会郷土文化研究専業委員会の主任を務める蒙さんによると、今では多くの人が出生の時間を記念し、流行を意識した名付けを望んでおり、日付を名前に取り入れる人が増えている。このため同じような名前がたくさんつけられることになる。蒙さんは「両親は人と同じ名前をつけたことで子供に与える影響をよく考え、名付けには慎重になるべきだ」と話す。
「人民網日本語版」 2008年08月19日 |