また、ある人は「私は金メダルを重視するが、劉翔選手の健康の方をより重視する。今回業績がなかったとしても、彼の輝きを忘れることはない」と述べている。

「選手生命はオリンピックの金メダルより重要だ」と語る人もいる。

劉翔選手の棄権に心を痛める人もいる。「今回のオリンピックで劉翔選手が『飛ぶ』瞬間を待っていた。銀メダルや銅メダルでも陸上での業績に変わりはないから構わなかった。でも……。」さらに続けて「私たちは劉選手が歴史を作った瞬間を覚えている。今でも彼は私たちの誇りです。劉選手を応援します」と締めくくった。

人民網や新華網、中央テレビ網といったウェブサイトのコーナーでも、中国のインターネット利用者の心情に転換が起こっているのを目にすることができる。ある人は自分のブログで次のように書いている。「命の綱が切れない限り将来の望みは持てる。今回だめだったなら、次のロンドンオリンピックがある。劉選手にはケガをしっかり治してほしい。風雨の後で彼が再び高く飛ぶことを信じている。」

「人民網日本語版」2008年8月19日