宮本雄二大使ら日本政府関係者、北京五輪の運営を高く評価
発信時間: 2008-08-24 | チャイナネット

24日は北京五輪最後の日。北京は快晴。朝、行われた男子マラソンコースの沿道で、中日両国の国旗を手に応援している観客の中に、宮本雄二日本大使ら日本の政府関係者の姿がある。

宮本大使は、北京五輪を振り返り、「予想したより遥かに良かった。とくに、ボランティアの人がすばらしかった。個々の競技の運営も非常に手際よく行われていて、さすが中国だと感心した」と話した。

また、「当初、心配していた環境も、すばらしい青空の日が続いた。長い間努力した結果が表れて、心から喜んでいる」と、北京が行った環境改善への努力を高く評価した。さらに、「中国人はこれを契機に、世界に開かれた国、責任のある国民の姿を世界にアピールできたと思う」と語った。

五輪が今後の中日関係に与える影響について、宮本大使は、「五輪期間中、日本人は中国人の応援を目にし、耳にすることができたし、北京にいる日本人も一生懸命中国を応援した。選手同士の交流もあっただろうし、良い日中交流の機会でもあった。もともと良好な日中関係は、これからさらに良くなると思う」と語った。

一方、同じく応援に駆けつけた衆議院議員で、文化科学大臣政務官の萩生田光一(はぎうだ こういち)氏も、「北京と中国政府による心づくしの大会運営に敬意を表す。中国人の明るさ、親しみやすさを世界に向けて発信した。また、スポーツの面でも、中国の実力を示した大会だった」と話した。

なお、2016年の五輪誘致を進めている東京にとって、北京五輪は競技施設がコンパクトにまとまっている点と来客の受け入れなどの面で参考になったと語った。

「中国国際放送局 日本語部」より2008年8月24日


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