「中国身体障害者事業の発展状況」に関する記者会見がこのほど、北京パラリンピック・プレスセンターで開かれた。中国身体障害者連合会の孫先徳副理事長は、身障者教育の問題について、年内に6億元の資金を投入し約190校の特殊教育学校を建設する考えを示した。 この中で、孫副理事長は「現在のところ、わが国の身体障害者事業は始まりが比較的遅かったため、基盤はやや立ち遅れている。この20年近くの間に、急速に発展する軌道に乗り、党と政府が一連の措置を講じたことから、身障者が教育を受けるための条件が整った」と強調した。 さらに孫副理事長は「現在、教育を受けている比率は十分とは言えない。身障者には特殊性があるが、普通の教育が受けられる場合には、普通の学校で教育を受けられるようにする。多くの目や耳の不自由な人、知的障害者については、われわれが言う特殊教育学校のように、特殊な手段を講じなければならない。特殊教育学校は特殊な文字や教材、それに特別の資格を備えた教員が必要であり、試験や一連の教育関連のことも含め、1つの系統的なプロセスであり、時間もかかる」と指摘。 その上で、孫副理事長は「政府もこの点を認識しており、身障者の教育や施設の整備、教員の養成を強化していく。政府は今年、特殊教育学校の建設に6億元の資金を投入し、およそ190校建設する計画だ。今後も資金投入を増やし、身障者の特殊教育に対しては資金、人、物の面から徐々に投入を拡大していく。近い将来、身障者が教育を受ける比率や程度はある程度、あるいはかなりの程度向上するだろう」と期待を示した。 「チャイナネット」2008年9月10日 |