巴岳山は重慶市の大足・銅梁・永川の境界に位置する。うねうねと伸び、あたかも自然に作られた壁のようだ。大足の車城大道から眺めると、60、70年代の工場エリアが見える。これは当時の「三線建設」における軍需企業、旧四川汽車製造場だ。これはその後、力強く発展した重慶紅岩重汽の原点でもある。中国で1台目の大型軍用車両が1966年6月15日、ここで誕生した。ここは中国重汽の無から有に向かう苦しい奮闘の日々を見守った。