人間本位
発信時間: 2007-12-13 | チャイナネット

納税カードと別れを告げる湖南省の農民

 

湖北省の黄石市政府はこのほど『農民工(出稼ぎ労働者)問題の解決に関する見解』を公布し、農民工は都市部住民と同様の公共サービス、特に戸籍、賃金、子女の入学、社会保障などの面で、都市住民と同様の待遇を享受することを強調している。このことは中国共産党が「人間本位」の執政理念を実行する具体例といえよう。「人間本位」とは、「最も広範な人民大衆の利益を実現させることはすべての発展の根本である」ということである。経済と社会のバランスのとれた発展を促進するには、大衆が最も関心を寄せ、その最も直接かつ現実的な利益にかかわる問題の解決は、わが党と政府の仕事の重点となっている。ここ4年来、中国政府は大衆の利益を出発点とし、2000年間あまりも続いてきた農業税を廃止し、農村の1億4800万の小中学生の学費を免除し、2204万人の再就職をあっせんした。当然一般庶民がすでに得た実益は上記のものを遥かに超えている。今の中国では幸福指数、快楽指数などの言葉が流行語となっており、人々が生活の質を追求していることを裏付けている。胡錦涛総書記は中国共産党第17回全国代表大会で行なった報告において、「人道的配慮と心理的ケアを重んじ、正しいやり方をもって人間関係に対応する」ことを初めて打ち出した。その主旨は相互尊重、相互信頼、互いに助け合う社会の雰囲気をつくることにあり、執政者の物的利益から精神世界に至るまで人々に対する全面的配慮を示している。

「チャイナネット」2007/11/02

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