王先栄の指導・率先のもと、澧県葡萄栽培農家の1ムー(15ムーは1ヘクタール)あたりの純収入は一万元の大台を突破し、湖南省内外を震撼させた「万元生産高地」の栽培方式を創りだした。県全体の葡萄栽培面積は年々拡大し、収穫量・品質ともに急速に向上し、13の郷や鎮にまたがって年間生産量2,000万kg、生産高9,000万元余りを誇る葡萄産業地帯を形成した。
無償の貢献
王先栄は、葡萄産業に関わる人々をより豊かにするために、少しも惜しむことなく自ら習得した技術を周囲の人々に伝授した。彼は先頭に立って澧県葡萄協会及び協会党組織を作り上げた。「党支部+協会+農家」方式と、品種の供給、確立された基準、販売ルートを統一した産業化発展モデルを推し進めた。2002年以降、彼は前後して、澧県の葡萄園を800ヘクタールに拡大し、岳陽・衡陽・懐化、さらに湖北省・江西省の一部でヨーロッパ及びユーラシア種の葡萄園4,000ヘクタールに拡大した。また、彼は技術訓練、現場指導、メール、映像チャットといった方法で、湖南省内外の果物生産農家に無料で技術の提供を行った。その数は、あわせて2160回、58万人余りにものぼる。科学を学び、それを理解し、農業生産に活用する、という新たなタイプの農村の人材を育成し、経済的にも社会的にも大きな貢献をしたといえるだろう。
「チャイナネット」2007/08/29