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中国共産党中央委員会の『中国共産党規約(改正案)』についての説明

二、総綱の改正の主な内容

(一)党の第十六回全国代表大会いらいの実践の進展という内容を書き加え、科学的発展観を突っ込んで貫き、徹底させることを強調した。実践の経験を総括したうえで、全党が科学的発展観を深く貫き、徹底させることを促し、小康社会の全面的な建設をよりよくおしすすめ、経済・社会の立派で急速な発展を促進するには、党規約改正案の総綱には次のように第七段落を書き加え、「第十六回全国代表大会いらい、党中央は鄧小平理論と「三つの代表」という重要な思想を導きすることを堅持し、新たな発展の要請に応えて、全党の英知を集中し、人間本位および全面的でバランスのとれた、持続可能な科学的発展観を打ち出した。また、科学的発展観は、マルクス・レーニン主義、毛沢東思想、鄧小平理論と「三つの代表」という重要な思想と一脈相通じるものであるとともに、時代とともに前進する科学的理論でもあれば、わが国の経済・社会の発展の重要な指導方針であり、中国の特色のある社会主義を発展させるうえで堅持、貫徹しなければならない重要な戦略的思想でもあると強調している。科学的発展観を党規約に盛り込むのは、全党の同志が科学的発展観を貫き、徹底させる自覚と決意をさらに増強し、その思想をさらに科学的発展に統一させ、発展をめざす社会全体の積極性を科学的発展へと導き、科学的発展観を経済・社会の発展の各方面に徹底させることに役立つものである。

(二)中国の特色のある社会主義の道と中国の特色のある社会主義の理論体系とかかわりのある内容を書き加えた。党の第十七回全国代表大会の報告はわが国の改革開放と社会主義現代化建設という偉大な道程の総括をふまえて、中国の特色のある社会主義の道と中国の特色のある社会主義の理論体系を堅持することをはっきりと提起している。これはわが党が中国の特色のある社会主義という偉大な旗じるしを高くかかげ、全国各民族人民を結束させ、それを率いて、ひきつづき中国の特色のある社会主義事業の新しい局面を切り開くことにとって重要な意義をもつものである。党の第十七回全国代表大会の報告の中で論述されている関連の内容によれば、党規約改正案は総綱の第八段落を増やし、次のように強調した。つまり、改革開放いらい、われわれがすべての成果をあげ進歩を収めた根本的原因は総じて言えば、中国の特色のある社会主義の道を切り開き、中国の特色のある社会主義の理論体系を形成したからである。全党の同志は、党が並々ならぬ困難を乗り越えて切り開いたこの道と理論体系をよりいっそう大切にし、長期にわたってそれを堅持し、絶えず発展させていかなければならず、中国の特色のある社会主義という偉大な旗じるしを高く掲げ、現代化建設の推進、祖国統一の達成、世界平和の擁護およびともに発展することの促進という三つの大きな歴史的任務を完遂するために奮闘しなければならない。党規約が上記のように述べているのは、全党の同志が中国の特色のある社会主義の道と中国の特色のある社会主義の理論体系をよりよく把握し、堅持し、中国の特色のある社会主義を絶えず発展させることに役立つ。

(三)中国の特色のある社会主義事業の全般的な布石という内容を書き加えた。わが党の定めた中国の特色のある社会主義事業の全般的な布石に基づき、党規約改正案は総綱の第九段落において、かならず中国の特色のある社会主義事業の全般的な布石に照らして、経済の建設、政治の建設、文化の建設、社会の建設を全面的に推し進めなければならないという内容を増やすとともに、人間としての全面的な発達を促進し、労働、知識、人材および創造を尊重し、発展は人民のためにあり、人民に依拠し、その成果は人民がともに享受すべきであるという内容も増やした。総綱の第十四から第十七までの段落では、それぞれ社会主義の経済の建設、政治の建設、文化の建設、社会の建設を推し進めるとしている。中国の特色のある社会主義事業の全般的な布石を党規約に盛り込むことは、全党の同志が中国の特色のある社会主義事業に向けてより広々とした発展の前途を切り開くためにいっそう自覚をもって奮闘することに役立つ。

(四)党の社会主義初級段階における基本路線についての論述を充実させた。わが国が今なお、しかも今後長期にわたって社会主義の初級段階にあること、これはわが国の最大の実情であるため、党の社会主義初級段階における基本路線は党と国家の生命線である。党規約改正案の総綱は党の基本路線についての論述を強めた。一、党の第十六期六中全会が富強、民主、文明、調和のとれた社会主義現代化国家を建設するという奮闘目標をはっきり提起していることに鑑みて、党規約改正案は総綱において、党の基本路線の中の奮闘目標をそれに応じてわが国を富強、民主、文明、調和のとれた社会主義現代化国家に築き上げるというように述べている。二、「一つの中心、二つの基本点」をそれぞれ述べている三つの段落の内容について補足をおこない、人材による国力増強戦略の実施、国民経済の立派で急速な発展の促進、対外開放の基本国策の堅持、改革に関する政策決定の科学性の向上、改革措置の協調性の増強という内容を書き加えた。

(五)社会主義市場経済を発展させる内容を書き加えた。党の第十四回大会で社会主義市場経済という改革の目標が打ち出されて以来、わが党は全国各民族人民を率いて社会主義市場経済体制の確立に向けてたゆまぬ模索をつづけた結果、社会主義市場経済体制を初歩的に打ち立て、重要な経験を積み上げた。党規約改正案は、総綱の中の「一つの中心」について論述した段落の経済建設に関する従来の内容を統合し、中国共産党が人民を指導して社会主義市場経済を発展させることについての段落を増やし、公有制経済を確固として揺るぐことなくうち固め、発展させ、非公有制経済の発展を確固として揺るぐことなく奨励、サポート、導くことを強調した。そして、資源配分における市場の基礎的役割を発揮させ、充実化したマクロ・コントロールシステムを構築し、都市と農村の発展、地域的発展、経済と社会の発展、人間と自然の調和のとれた発展、国内の発展と対外開放を統一的に協調させ、経済構造を調整し、経済の成長パターンを転換させること。社会主義新農村を建設し、中国の特色のある新しいタイプの工業化の道を歩み、創造革新型の国を建設し、資源節約型、環境にやさしい社会を構築することを強調している。このように調整し、充実させれば、全党の同志が確固として揺るぐことなく改革開放、社会主義市場経済の改革の方向、社会主義基本経済制度を堅持し、社会主義市場経済体制を絶えず充実化させ、マクロ・コントロールシステムを絶えず健全化させ、対外開放のレベルを絶えず向上させ、国民経済の立派で急速な発展を促すことに役立つ。     

(六)社会主義の民主政治を発展させる内容を充実させた。社会主義の民主政治を発展させることはわが党の終始一貫した奮闘目標である。社会主義の民主政治を発展させ、社会主義の政治文明を建設するには、党の指導と、人民の主人公としての地位と法による治国との有機的な統一を堅持し、中国の特色のある社会主義政治の発展の道を歩むことがカギとなる。党規約改正案では総綱の中の、中国共産党が人民を指導して社会主義の民主政治を発展させることについての段落を充実させ、上記の内容を強調するとともに、人民代表大会制度、中国共産党の指導する多党合作と政治協商制度、民族区域自治制度および末端の大衆自治制度を堅持し、充実させることを強調している。そして、人権の尊重と保障についての内容を書き加え、民主的選挙、民主的政策決定、民主的管理、民主的監督についての内容を全面的に述べている。これは全党の同志を指導して社会主義政治建設の方向と基本的要求を全面的に正しく把握させるうえでも、政治体制改革と社会主義民主政治の建設を指導するうえでも重要な意義を持っている。

(七)社会主義の先進的文化を発展させる内容を充実させた。党規約改正案では総綱の第十六段落の中で中国共産党が人民を指導して社会主義の先進的文化を発展させることを強調している。そして、マルクス主義の指導思想を堅持し、中国の特色のある社会主義という共通の理想を確立し、愛国主義を中核とする民族精神および改革・革新を中核とする時代精神を高揚させ、社会主義の栄辱観を唱導するという内容を書き加えた。これは全党の同志が社会主義の先進的文化の発展方向と任務をしっかり把握し、全民族の文化を創出する活力を呼びさまし、文化の大発展・大繁栄をより自覚的かつ、より能動的におしすすめ、文化の面における国のソフトパワーを高め、人民大衆の日ましに増大する精神・文化面の必要を満たすことに役立つ。

(八)社会主義調和社会の構築についての内容を書き加えた。党規約改正案では総綱の第十七段落の中で中国共産党が人民を指導して社会主義調和社会を構築することを強調している。そして、民主・法治、公平・正義、信義・友愛を求め、活力にあふれた、安定した秩序を保ち、人間と自然が仲良く共存するという全般的な要請、および共に建設に取り組み、共に享受する原則に則り、民生の改善を重点とし、人民が最も関心をもち、最も直接的で、最も現実的な利益とかかわりのある問題をうまく解決し、全人民がそれぞれの能力を尽くし、またそれぞれに得るところがあり、なおかつ睦まじく共存しあう状況を努力して作り出すことを強調している。また、政治建設についての段落の中の社会管理に関する内容をこの段落に組み入れた。このような改正により、社会主義の調和社会を構築する全般的な要請と指導原則も解明すれば、現段階において社会の調和を促進する主な力点も解明している。そして、全党の同志は社会の調和が中国の特色のある社会主義の本質的属性であり、社会主義調和社会の構築が中国の特色のある社会主義事業の全過程にまたがる長期にわたる歴史的任務であることを深く認識し、またこれによって、大衆の利益に関わる際立った問題をきちんと押さえて、全力をあげてその解決に努め、重点的に突破をはかる一方、力相応におこない、全力を尽くして取り組み、重点を設け、段取りを追って持続的に調和社会の構築を推し進めることに役立つ。

(九)軍隊の建設、民族事務、統一戦線活動、外交活動などの面の内容を充実させ、党の宗教事務に関わる基本方針を全面的に貫徹する内容を書き加えた。軍隊の建設、民族事務、宗教事務、統一戦線活動、外交活動をよりよく推し進めるため、党規約改正案は総綱の中の関連の段落において次のような調整と補足をおこなった。一、人民解放軍が新しい世紀の新段階における軍隊の歴史的使命を全うすることを確実に保証する内容を書き加えた。二、中国共産党は平等、団結、相互協力、調和のとれた社会主義の民族関係を擁護し、発展させ、少数民族と民族地区の経済、文化と社会事業の発展を助け、各民族がともに団結奮闘し、ともに繁栄し発展することを実現する内容を書き加えた。三、党の宗教事務にかかわる基本方針を全面的に貫徹し、信者たちを結束して経済・社会の発展のために貢献するという内容を書き加えた。四、わが国の統一戦線の構成についての叙述においては、社会主義事業の建設者についての内容を書き加えた。五、香港、澳門の長期にわたる繁栄と安定を促す内容を書き加えた。六、平和発展の道と互恵・ウィンウィンの開放戦略を堅持し、国内と国際という二つの大局を統一的に協調させ、調和世界の構築を推し進めることに努める内容を書き加えた。

(十)党建設と党の指導の強化と改善についての内容を充実させた。党規約改正案は、総綱の中の党建設と党の指導にかかわる内容について改正をおこない、党の執政能力と先進性の構築を強化し、改革・革新の精神で党建設の新しい偉大なプロジェクトを全面的に推進し、公のために立党し、人民のために執政することを堅持するととくに強調した。党建設の一つ目の基本的要求の中に、科学的発展観を深く貫き、徹底させるという内容を書き加え、組織面から党の基本理論、基本路線、基本綱領、基本的経験の貫徹を確保することを強調した。党建設の二つ目の基本的要求の中に、真実を求め実際を重んじる精神を発揚し、マルクス主義の中国化を推進するという内容を書き加えた。党建設の三つ目の基本的要求の中に、人民のために権力を行使し、心を人民に傾け、人民に利益をもたらすことを堅持し、枝葉末節と根本の問題をともに解決し、総合対策や措置を講じ、懲罰と予防に同時に力を入れ、予防を重視するという方針を堅持し、腐敗に対する懲罰・予防システムの確立と整備をはかるという内容を書き加えた。党建設の四つ目の基本的要求の中に、党員の民主的権利を保障し、全党の団結・統一を保証するという内容を書き加え、党内の民主的で団結した好ましい状況が一歩進んで形成されるようにする。党の指導についての段落の中に、科学的、民主的、法的知見に基づいた執政を堅持するという内容を書き加え、経済・社会の全面的な発展を促進するという要求をはっきりとうち出し、これによって、各クラスの党委員会が指導能力を絶えず高めるよう促し、経済・社会の発展を統一的に企画する各クラスの党組織の自覚と決意を固めるようにした。

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