都市・農村住民の消費総量がたえず向上している。1人当たり食糧占有量は1949年の195.62キロ、1978年の300.09キロから、2008年の426.60キロに、綿花占有量は1949年の1.18キロ、1978年の4.46キロから2008年の141.52キロに、肉類は1949年の11.68キロ、1978年の7.83キロから、2008年の53.85キロにそれぞれ増えている。
住民の消費構造が変化している。1978年、農村住民のエンゲル係数(全消費支出に占める食費支出の比率)は60.8%であったが、2001年は50.0%、2008年は42.5%に下がった。都市部住民の1980年のエンゲル係数は57.3%であったが、2001年は36.4%、2008年には37.3%となっている。消費レベルは一般の家庭消費からサービス、文化、教育、観光、保健、預金・貸し金、情報、乗用車、高級住宅消費へと発展している。消費構造は衣食型の農産物消費から小康型の電子製品消費へと転換している。食費は主食型から多種類の営養成分を合理的に摂取できる副食型へと転換している。衣料費は既成化、ファッション化、ブランド化、個性化へと発展している。耐久消費財は自転車、ミシン、腕時計、ラジオなどから、カラーテレビ、冷蔵庫、洗濯機、カメラなどへ、さらにパソコン、ビデオカメラ、ピアノ、健康機器などへと発展し、乗用車もちくじ庶民の家庭に入っている。
|