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胡錦涛主席の講演 視聴者の皆様からのコメント
発信時間: 2008-05-08 | チャイナネット

◆大学院の話はもうかなり具体的になっていますか?

もうすでに合意書を交わしましたが、以前既に北京大学、清華大学など多くの大学と大学院レベルの研究を進めているのですが、今回は数年後を目指して共通の大学院を設立します。そのために今年からひとつの環境と持続的発展に関連した共同研究をはじめ、来年早々からダブル・ディグリーを準備し、ある程度発展した段階で両大学共同のカリキュラムを作り、初めての試みですが、国の違うひとつの大学院を作るのは画期的だと我々は考えています。

◆ある程度基盤をまず作り、それを固めてから、様子をみて大学院を作るというお考えですね。

双方のダブル・ディグリー、早稲田で言えば来年から環境エネルギーとアジア太平洋の2つの大学院で北京大学の学生を受け入れます。こちらからも北京大学の環境学院の方に学生を送ることでダブル・ディグリーを始めます。それをベースに数年後、制度を作りながら日本初、あるいは世界初の共同大学院を構想しようとおもっています。

◆共同のキャンパスをどこに置くのですか?

両方に置くと思いますが、まだ模索の段階です。

◆期待できる試みですね。今回の環境における協力、若者の交流などいずれもこの大学院によく反映されていると思います。このなかで胡主席が10年ぶりの国家主席として、また友好交流年という節目の年に訪日することに関して、どのような意義があると思いますか?

10年前に江主席が大隈講堂でお話されたとき、私は学部長としてその席におりましたが、歴史認識で大きな問題があって、それについて議論がありました。そのあとの10年、日本と中国の関係が、アカデミックの面ではじわじわ進んでいたのですが、政治や外交の世界ではかならずしも十分ではありませんでした。今回ようやく福田政権でいわゆる未来志向の環境をつくれるのではないか、その中でいま抱える問題も真剣に議論するという本来の基盤に戻るきっかけになるのではないかと思います。色々論議すべき問題もあるし、このあと継続していかねばならない問題もあると思います。だから大隈講堂でも積極的に話をしていただきたいです。双方がお互いに誠意を持って交流することが必要です。

◆今後の両国の関係を発展させるためには今回の首脳同士の会談が必要不可欠で、評価できると理解していいわけですね。

それにあわせて、今回はもともとアカデミックな世界での協力に一段と踏み込んで、とりわけ環境と持続的な成長について、手を取り合って教育を力強く進めるきっかけだと思います。

◆さらに交流するきっかけも提供してくれたわけですね。ところで福原愛さんは元気に頑張っていますか?

世界選手権に出るためには国際試合をこなさないと資格がないので、彼女は一年生ですがホテルでeーラーニング(インターネットを使った勉強)をしなければならないです。大学生としての勉強と選手としての活躍を両立させることは大変だと我々に言っていますが、それでも頑張っているので我々も応援しています。レポートもちゃんと出しています。大学のキャンパスに出てくるチャンスが少ないですが、インターネットなどの形でぜひ勉強する機会を使ってほしいです。

◆今回の北京オリンピックに福原選手が出場しますが、どういう風にがんばってほしいですか?

頑張ってほしいですね。福原選手の中国語は東北なまりが強いと聞いていますが、そういうことを含めて若者がスポーツを通して交流できるように期待しております。

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