高齢化と養老年金の問題は社会の安定を脅かすことにはならない

ロイター通信記者：高齢化と養老年金の問題は社会の安定を脅かすことになるのか。

鄭斯林委員：そのような懸念は確かに存在している。中国は養老年金のレベルを徐々に引き上げている。中国は充実した養老年金をサポートするシステムを構築しており、主に四つの措置を講じている。一、基本養老保険。二、補助医療保険。三、戦略的な準備金。現在約2700億元にのぼっている。四、8％の個人口座を充実化する。これらの措置を通じて、高齢化と養老年金の問題を解決することが可能で、社会の安定を脅かすことにはならない。

　　　　　　　　政協委員、農村部の養老システムの整備を建言

楊魁孚委員は記者の質問に答えた際、「法に基づき、高齢者の農民の請負い土地の経営権を保障することは、農民の老後を保障する解決策の一つである。また、農村部で両親を養うという内容の協議書を普及させ、両親を養う子女と高齢者の権益及び義務関係を明確にし、約束を守らせるべきである。このほか、農村部で新しい合作医療制度を実施する中で、高齢者に対する優遇政策と措置を取るべきである」と語った。

大陸部の医療システムの発展が加速

潘貴玉委員は記者の質問に答えた際、「中国大陸部は、出産に関する健康サービスや医療問題で、香港との差をいち早く縮めることになっている。現在、香港で子供を産む大陸の女性がますます増えている。それは、香港の居住環境や医療サービスは大陸のそれより優れたことのほか、計画出産政策がないということは理由の一つと見られている。この問題を解決するため、大陸と香港の法律に関する教育を強化するとともに、大陸の医療水準を引き上げなければならない」と語った。

「チャイナネット」　2007年3月10日