「両大会」は「科学的発展」で今年の厳しい挑戦に応じる
発信時間: 2008-02-26 | チャイナネット

資料 2006年12月5日、北京市西城区環境衛生サービスセンターによって導入された多機能散布機が正式に使用されることになった。伝えられるところによると、この散布機はドイツの技術を採用し、完成車1台の価格は110万元である。この車の作業方式は在来のものと違い、乾燥散布方式を採用し、融雪剤は水をまぜて希釈しないで、直接車の後部の散布装置でムラなく路面に散布し、単体車の散布能率が向上し、作業範囲は湿式散布方式と比べて倍増することになった。車の前部に除雪板が設置してあり、大雪の場合に除雪と融雪を結び付けて作業することができる。  ――中国新聞社より

 

さらに一週間たつと、第11期全国人民代表大会第1回会議と第11期全国政治協商会議第1回会議(両大会と略)が北京で開催されることになっている。人々の予測によれば、それは引き続き「科学的発展観」を実行に移し、これによって中国が直面しているさまざまな厳しい挑戦に応じることになろう。

 

年初の大雪による大災害がこのような緊迫性を裏づけているようである。中国では、史上まれに見る大雪害と戦う中で段階的勝利を収めることに成功し、中国の強大な総合的国力を見せ付けた。しかしながら、中国はやはり社会主義の初級段階にあるという実情――例えば生産力の全般的なレベルが高くはなく、都市と農村の発展がアンバランスで、さらにはエネルギー、交通、インフラなどの面にまだ弱点があることも裏付けられた。

 

アメリカの週刊『タイムズ』誌も報道の中で、吹雪は中国が経済の超大国であるとはいえ、依然として発展途上国である……と注意を促しているとしている。

 

中国で10年来物価上昇幅が最も高い時期に起こったこの災害は、これまでに107人が死亡し、直接の経済的損失は1111億元に達している。人々はまた、農作物の凶作などがさらに物価の大幅な変動をもたらすではないかと懸念している。農業はすでに今年の仕事で何よりも大事なことであることを政府は再度確定している。

 

災害は政府に発展を目指す決意をいっそう固めさせた。「今年の両大会は『立派で速い発展』という政策を討議し、それを実行に移す重要な会議となっている。問題の解決は発展によるものである。」広西チワン族自治区が最もひどい被災地域の1つであり、災害に打ち勝つための根本はこれまでの30年間の中国経済の急速な発展によるものであると張明沛広西チワン自治区農業庁庁長は語っている。

 

人々は、現在、発展のチャンスは依然としてチャレンジより大きいと考えている。中国共産党第17回大会の布石では、2020年に、中国は工業化を基本的に実現し、総合的国力が著しく強まり、国内市場の全般的規模が世界の前列に立つ「全面的な小康社会」という国に築き上げられることが目指されている。

 

張明沛氏は、「こうしてこそ、はじめて中国は自然災害を含むさまざまな突発事態に応対するいっそう十分な能力を持てるようになる。」経済の発展は依然として両大会が関心を寄せる中心議題であろうと語った。

1   2   3   次のページへ  


Copyright © China Internet Information Center. All Rights Reserved E-mail: webmaster@china.org.cn Tel: 86-10-88828000