烏魯木斉(ウルムチ)市公安局「7・5」事件証拠収集チームによると、警察当局はすでに前半の証拠収集を済ませ、ビデオ画像の細かい鑑定を通じて、法に基づき容疑者を厳しく処罰するための重要な証拠となる、犯罪行為に関わる一連のビデオ画像資料を完成させた。
ウルムチで7月5日に暴行・破壊・略奪・放火暴力事件が発生してから、公安部門は直ちに「7・5」事件を追う、証拠収集チーム・取調べチーム・逮捕チームを立ち上げた。なかでも証拠収集チームは動画資料・電子物証・技術調査チームなどにわかれて証拠取りを行ってきた。
ウルムチ公安局刑事科学技術研究所の担当者によると、ウルムチ事件の証拠確定作業の中で、同研究所はビデオ画像の鑑定も手がけ、警察当局を技術面でサポートした。同研究所が作成した鑑定書には法的効力があり、裁判での証拠となる。
暴力事件は至る所で広範に発生したため、あらゆる手を尽くしてどれだけ多くの現場証拠を集められるかが時間との勝負だった。多くの市民が積極的に協力し、自主的に手がかりを提供してくれたため、物証収集はわずか1カ月間で4000件以上の現場物証が得られるという大きな成果をあげた。
現在、前半の証拠収集はほぼ終え、事件に関わる容疑者の資料はすべて新たに構築されたウルムチ事件専用の情報システムと通常の刑事事件総合情報システムに入力されることになっている。
「人民網日本語版」2009年8月21日 |