胡錦濤国家主席は14日午前、ニューヨークで国連設立60周年特別首脳会合に出席し、「安全保障理事会の権威保護と集団安全保障メカニズムの強化」と題する重要な演説を発表した。胡主席は演説の中で、「国連安保理は、世界の平和と安全に関わる重大な国際・地域問題の解決で、かけがえのない役割を担っている。われわれは、安保理が国連憲章に与えられた職責を履行できるよう保障しなければならない」と指摘し、集団安全保障の強化について次の3点を提示した。
(1)多国間主義を堅持し、安保理の権威を保護する。
(2)脅威に効果的に対処し、安保理の効率を高める。
(3)アフリカの懸念を重視し、安保理のアフリカへの投資を強化する。
胡主席はまた、「中国は多くの加盟国とともに、人類の平和と発展という崇高な事業を促進していきたい」と表明した。
「人民網日本語版」2005年9月15日