外交部の孔泉報道官は20日の定例記者会見で、「日本の小泉純一郎首相の靖国神社参拝は非常に深刻な結果をもたらした。これにより引き起こされた政治的結果はすべて、小泉首相本人が責任を負うべきだ」と述べた。孔報道官は記者会見で、主に次のように述べた。
われわれは、中国側の立場と主張についてこれまでに繰り返し説明してきた。今年4月23日、中国の胡錦濤国家主席はジャカルタで小泉首相と会談し、中日関係の発展に関する5つの主張を直接伝え、小泉首相も賛同を示した。
しかし、事実が証明するように小泉首相は自身の表明に背いた。日本は、歴史に正しく対処するとの承諾を実際の行動で体現するべきだ。被害国の国民の感情を傷つけることは二度とすべきではない。これは、中日関係の改善と発展の前提となる条件・基礎だ。
小泉首相は、中国やアジアの他の国の平和を愛する人々が繰り返し反対していたことを顧みず、自身の考えに固執し、歴史を反省するという自身の承諾に背き、第2次大戦のA級戦犯を祭った靖国神社を参拝した。われわれはこれに対して、強い憤慨と断固たる反対を表明する。
中国を含むアジア諸国の人々の強い憤慨と反対は、国際社会の理解、同情、支持を得た。日本国内に至っては、多くの日本の国民が小泉首相の参拝に対して批判や否定的な態度を取っており、われわれもこれに注目している。
「人民網日本語版」2005年10月21日