インドのシン首相は14日、中国の李肇星外交部長と首都ニューデリーで会談した。
李部長は「中印関係は近年、長足の進展を遂げた。昨年11月には胡錦涛主席がインド訪問を成功させ、両国は『共同宣言』を発表、戦略的パートナーシップを深める『10項目の戦略』を定めた。先月には温家宝総理とシン首相がフィリピンで再会談し、中印協力の深化について重要な共通認識に達した」と指摘。「今回の訪問は、両国の指導者間の共通認識を実行に移すためのものだ。インド側と共に努力し、政治的相互信頼をたゆまず深め、実務協力を開拓し、地域・国際問題における協調を強化し、戦略的パートナーシップの全面的かつ踏み込んだ発展を促していきたい」と述べた。
シン首相は両国関係の現状を前向きに評価し、「胡錦涛主席の昨年のインド訪問と先日の温家宝総理との会談は、ともに実り多い成果を収め、両国の指導者は戦略的パートナーシップの深化について幅広い共通認識に達した。双方の共同努力の下、両国間の各分野の協力はまさに正しい方向へと発展している。両国関係の発展はアジアおよび世界にとってプラスであり、双方は引き続き両国関係のたゆまぬ前進に努めていく」と述べた。
「人民網日本語版」2007年2月15日