国家発展改革委員会の杜鷹・副主任は13日、「全国発展改革系統地区経済工作会議」に出席し、「各地域の調和的発展」の基本的な内実は4つの方面から科学的に把握されなければならないと述べた。4つの方面とはそれぞれ、▽一人当たりGDPの地域間格差が適切な範囲に保たれている▽各地域の人々が均等な基本的公共サービスを受けている▽各地域の比較優位が合理的かつ効率的にくまなく発揮されている▽人間と自然の関係が各地域で調和の取れた状態にある――ことを指す。
第11次5カ年計画(2006~10年)では、各地域の調和的発展を促進するための新しい配置が打ち出された。これは中国における各地域の調和的発展が、発展戦略を基本的に形成し、新しい時期に入ったことを示している。
ここ数年、中国の地域発展は、▽地域間の調和的関係が深まった▽発展の活力と自発性が上がった▽重点地区の地域発展を牽引する作用がさらに強まった▽地域間協力の範囲と程度が強化された▽地域発展の内実がさらに豊かになった――という5つの特徴を示している。同時に、地域間の発展に大きな格差が生じたなど、無視できない問題も現れてきている。
政府は、各地域の協力関係をさらに深めるため、発展改革委員会のまとめた「地域間の協力強化と各地域の調和的発展の促進に関する意見」をまもなく打ち出すことにしている。
「人民網日本語版」2007年11月14日
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