中国赤十字会本部によると、中国赤十字会本部が先頭に立ち、外交部、司法部、教育部、国家文物局などの部門が共同参加する「中国国際人道法国家委員会」がこのほど設立された。国際人道法に関連する問題の研究▽国内での宣伝活動と国際人道法実施の促進▽国際人道法分野での国際交流・協力への中国の参加を推進すること――などを主な任務とする。

中国赤十字会の責任者は「中国はこれまで、ジュネーブ条約および付加議定書の締約国として、国際人道法の普及と実施において高い評価を受けてきた。ここ数年、一部の地域では武力衝突が頻発し、人道主義的災難が深刻さを増してきている。武力衝突中の交戦行為を規範化し市民と戦争被害者を保護する国際法が、国際社会の高度な注目を再び浴びつつある。同委員会の設立は、国際人道法普及と発展の推進にあたっての中国の積極的な態度を表すものだ」と述べた。

「人民網日本語版」2007年12月2日