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「ポスト60」も省・部クラス高官に就任 |
発信時間: 2008-02-19 | チャイナネット |
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省・部クラスの幹部では1960年代以降生まれの者が大幅に増えている。これは今の中国の政界で注目される現象だ。現在、各省・市には60年代生まれの党委員会委員や副省長もいる。部クラス高官では5人が60年代生まれだ。 1960年代生まれの幹部は38~48歳の年齢層だ。幹部就任時の慣例による等級では、この年齢層は市・局クラスのポストに就任するはず。一般的には、省・部クラスの幹部の年齢はほとんど50~60歳の間だ。 中国の政界で省・部クラス幹部の重さは並大抵ではない。これらの高官は政界のトップであり、党と国の政治方針を策定し、執行している。ある意味では、彼らは党と国の前途と運命を掌握し、左右する。 こんなに若い幹部を重要なポストに就かせるのは幹部の若年化という原則を実践するだけではなく、中央が大勢を掌握し、大局に目を向けるための戦略でもある。 中国共産党第17回全国代表大会は「今の世界が幅広く大きく変わる中、中国でも幅広く大きな変革が起きており、これまで以上のチャンスと試練に直面している。このような国内外の環境の下に、大衆を率いて新たな起点から出発し、中国の特色ある社会主義を揺るぎなく発展させるには、才徳を重ね備え、年が若く才能があり、進取の気鋭に富んだ幹部を必要としている」と指摘。 ポスト60の省・部クラス高官では理工科系卒も文科系卒もいるが、法律、政治、経済、管理系の卒業者が大半だ。例えば、北京市副市長の吉林氏は中国人民大学法学部の修士課程卒、陸昊氏は北京大学経済学部の修士課程卒、遼寧省副省長の李佳氏は東北大学哲学科の博士課程卒だ。 ポスト60の省・部クラス高官就任は良好なスタートを切ったばかりだが、歳月が経つにつれて省・部クラス幹部層の主力となっていくだろう。 「北京週報日本語版」より2008年2月19日 |
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