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中米外相会談、6カ国協議の推進で一致
発信時間: 2008-02-27 | チャイナネット

楊潔チ外交部長は26日午前、米国のライス国務長官と釣魚台国賓館で会談し、両国関係や関心を共有する国際・地域問題について踏み込んだ意見交換を行った。両外相の主なやりとりは次の通り。

【両国関係】

(楊部長)両国は今年、国交樹立30周年を迎える。双方は長期的角度と戦略的高度に立った両国関係の処理を堅持し、両元首間の重要な共通認識をを引き続き実行に移し、対話・協力・相互信頼を一層強化し、両国関係における敏感な問題を適切に処理し、両国関係の安定維持と継続的な前進を促していくべきだ。

(ライス長官)中国は開放が進んでいる。米国はダルフールなどの問題で中国が果たしている役割を称賛する。北京五輪の政治化には反対する。ブッシュ大統領とその家族は北京五輪開幕式への出席を楽しみにしている。

【台湾問題】

(楊部長)台湾問題は中国の主権と領土保全に関わる。中国にとって最大の関心事だ。米国とライス国務長官が、台湾当局による「国連加盟住民投票」に反対する立場を公にし、「1つの中国」政策の堅持、中米間の3件の共同コミュニケの遵守、「台湾独立」への反対を繰り返し表明していることを称賛する。米側が必要なあらゆる措置を講じ、中国側と共に「台湾独立」分裂活動を阻止して、台湾海峡の平和・安定と中米共通の戦略的利益を守ることを希望する。

(ライス長官)米国は「1つの中国」政策を堅持し、台湾当局による「国連加盟住民投票」に反対し、台湾海峡の現状の一方的な改変に反対する。台湾の「国連加盟住民投票」はどの方面にも利益がなく、実施すべきではない。

【朝鮮半島核問題】

(楊部長)関係各国の共同努力の下、6カ国協議と朝鮮半島の非核化のプロセスは重要な進展を得た。各国がこの得がたい成果を大切にし、対話と協議を強化し、一層の柔軟性を示して、現在ある困難を早急に克服し、6カ国協議の継続的発展を促すために環境を整備することを希望する。中国は一貫して6カ国協議と朝鮮半島の非核化のプロセスの推進に尽力してきた。米国や関係各国と緊密な意思疎通と協力を保ち、引き続き積極的な役割を発揮していきたい。

(ライス長官)米国は朝鮮半島の非核化プロセスの進展に喜んでいる。引き続き中国・朝鮮および他の各国と共にこのプロセスを推進し、次の段階に進むため、現段階の作業を迅速に完了させたい。

「人民網日本語版」2008年2月27日

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