中日両国が7日に発表した共同プレス・コミュニケによると、中国人民解放軍の空軍司令官、海軍司令官、副参謀総長が年内に日本を訪問する。
「戦略的互恵関係の包括的推進に関する中日共同声明」の署名にあたり、中日両国は共同プレス・コミュニケを発表し、各分野における交流と協力を強化するとした。国防分野においても、両国間では様々な相互訪問を予定している。
具体的には、石破茂防衛相が年内に中国を訪問し、両国が引き続きハイレベルの国防安全協議を行う。中国人民解放軍の許其亮空軍司令官が6月に日本を訪問し、呉勝利海軍司令官、馬暁天副参謀総長は今年の下半期にそれぞれ日本を訪問する。また海上自衛隊の艦艇が今年6月に中国を訪問するなど、海上の不測の事態を回避するために、双方は引き続き防衛部門の海上連絡メカニズムの早期確立に努める。
そのほか日本側は、北海道洞爺湖で今年7月に開催される主要8カ国首脳会議に胡錦涛主席を招待する意向を示しており、中国側は積極的に検討しているとしている。また中国側は福田康夫首相を、今年10月に北京で開催される第7回アジアヨーロッパ首脳会議に招待する意向を示し、日本側は今秋日本での中日韓首脳会議の開催を提案した。双方は中日間の戦略的対話を引き続き重視していくことで一致している。
さらにプレス・コミュニケでは、中日間の人的往来、人文、経済、エネルギー、環境保護、知的財産権、製品の品質、国際や地域作業などの多くの分野での交流や協力の強化について、具体的な措置を打ち出している。
「チャイナネット」2008年5月9日 |