劉貴今・中国政府アフリカ問題特別代表は1日、ニューヨークの国連本部で会見し、「中国政府は他の発展途上国への援助において、政治的条件をつけていない」と表明した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

劉代表は記者の質問に「開発援助の初志は、被支援国の社会・経済発展の実現を支援することだ。多くの発展途上国は政治・経済的条件が決して完璧ではないが、支援国は発展途上国の具体的な国情を考慮すべきであり、さまざまな問題がすべて解決されるまで援助をせずに座して待つことはできない」と指摘。「中国も発展途上国だが、開発援助の実施を通じて、発展途上国が自らの問題を解決できるよう、できるだけの方法で支援することを望んでいる。中国は開発援助を行う際、常に対等・互恵・効率的の3原則に従っている」と強調した。

「人民網日本語版」2008年7月2日