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金融危機下の09年両会、9つのポイント
発信時間: 2009-03-01 | チャイナネット

 

(4)社会保険改革をスピードアップ

09年の社会保険改革では、どの方面で最も実質的な進展が得られるだろうか。中央政府が打ち出す巨額の経済刺激プランを受けて、社会保険システムは新たな進展を遂げるだろうか。「社会保険法」は人々の生活にどのような変化をもたらすだろうか。こうした社会保険をめぐるさまざまな問題は、国民の関心事であるのはもとより、今年の両会に参加する代表委員の注目点でもある。

(5)制度面で反腐敗

あるメディアが両会の注目点について調査したところ、反腐敗の問題が人々の関心の上位に上がった。世論によると、目下の最も根本的な問題は監督制度がなお不完全であることで、制度の根幹に腐敗防止の役割をしっかり植え付けることや、国民、メディア、ネットワークを含む権力への監督メカニズムをうち立てることが早急に必要だ。また権力が行使される前の腐敗防止対策、行使されている間の監督管理、行使された後の調査・摘発が相互に連関しあうことも必要になる。

(6)不動産市場の動向

国際金融危機を受けて、不動産市場の刺激政策が相継いで打ち出されたが、市場は今なお冷え込みが続き、消費者は引き続き様子見の態度を取っている。不動産開発業者(ディベロッパー)は不動産購入をめぐるローン金利の一層の引き下げや減税、さらには補助金支給などの政策が打ち出され、取引量が増えることを期待する。消費者は不動産価格の引き下げ措置が打ち出され、社会保障の色合いを帯びた住宅の供給量が増加することを願っている。こうした状況の中で、政策調整を通して不動産市場をにぎわしつつ不動産バブルの発生を防ぐ着地点をいかに見いだすかが、今年の両会の注目点になると予想される。

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