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金融危機下の09年両会、9つのポイント |
発信時間: 2009-03-01 | チャイナネット |
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(7)食品の安全 「食品の安全は泰山より重い」。最近では、三鹿集団の汚染粉ミルク問題が一段落し、乳製品産業が復活への転機を迎えつつあるが、食品の安全性に対し世間は引き続き高い関心を寄せている。十分な食糧が得られるようになった現在、「おいしいもの」や「安心して食べられるもの」への関心がますます高まっている。だが政府部門の管理や生産者の力量、経済・生産のレベルはこうした変化に追いついていない。食品の安全をいかに確保するかは、今年の両会でも引き続き問題になるとみられる。 (8)農民の所得増加 中国共産党第17期中央委員会第3回全体会議(三中全会)では、2020年をめどに農民の一人当たり平均所得を08年の2倍に増やすという農村発展改革の基本的目標が打ち出された。これを達成するには、経済的に困難な状況の下でも農民の所得を継続的に伸ばしていくことが必要になる。三農(農民、農村、農業)に関する難題をどのように解決するかが、両会代表委員の注目点になることは確実だ。 (9)構造調整 国際金融危機に対処する中で、中国はこの歴史的な出来事の中から経験と教訓をどのようにくみ取るべきだろうか。危機への対応が単調な投資の拡大というありふれたやり方に陥らないためにはどうすればよいか。第11次五カ年計画(2006ー2010年)で打ち出された発展モデルの転換という戦略目標を達成するにはどうしたらよいか。こうした問題に、両会代表委員は高い関心を寄せるものと予想される。 こうした内容のほかにも、資源価格、教育、自然災害の被災地の再建、所得の分配、行政システムなどの多方面における改革の推進が、今年の両会の重要な問題点になることが予想される。 「人民網日本語版」2009年2月27日
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