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国民党主席、敵対せず戦争が起らないことを希望
発信時間: 2009-06-01 | チャイナネット

 

中国国民党の呉伯雄主席は5月31日、南京大学から法学博士の学位を授与され、その後の講演では両岸が敵対せず、戦争が永遠に起こらないことを希望していると述べ、以下のように語った。

「私は今年で70歳になる。大学を卒業した時はまだ両岸間の軍事的な対峙が続いており、大学卒業後は金門で兵役に服した。1958年8月23日から10月5日にかけて発生した八二三砲戦はすでに一段落していたが、宣伝用の印刷物を詰めた砲弾が時々発射され、それに当たった不幸な人もいた。私はそうした両岸の軍事的対峙を経験している。去年8月に金門で行なわれた八二三砲戦の60周年記念活動では、驚きと喜びを感じた。過去の歴史を見れば、金門とアモイは両岸交流の最も重要な通路であり、私たちはこの状況を目して本当に感動した。両岸はすでに長期にわたって続いた対峙や軍事的紛争から抜け出したのだ」

「今の若い世代の人たちからすれば、両岸間に存在する違いはさらに小さくなっているだろう。もし台湾の学生がここに来ても、違う点を見つけることはできないと思う。多くの大陸部の大学生がインターネットで台湾の番組を見ていると聞いた。ある非常に楽しかった場所で、みんなが私に無理やり歌を歌わせようとして、私はテレサ・テンの「月亮代表我的心(月は何でも知っている)」という歌を歌ったが、みんなも私と一緒に歌っていた。今の両岸の文化には少しずつよく似たところがある」

「南京大学から授けられたこの高い栄誉は、ただ私個人というだけでなく、無数の知恵を持つ両岸の同胞へ贈られたものだ。両岸間の対立や衝突は誤った方向であり、平和と発展、互いに利益がなくてはならないと考えている」

呉伯雄主席と中国国民党の大陸訪問団は1日午前、南京の中山陵を訪問し、孫文の正式な埋蔵から80周年を記念した参拝活動に参加した。

「チャイナネット」 2009年6月1日

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