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専門家が解説する「建国記念閲兵式」の10の見所
発信時間: 2009-06-15 | チャイナネット

(4)武器・装備

1990年代以降、人民解放軍は世界先進水準の情報化武器・装備を大量に発展させ、陸軍・海軍・空軍・第2砲兵部隊の合同作戦能力をさらに向上させた。武器・装備は建国60周年記念閲兵式の重要なハイライトであり、国内外の関心も集中する。慣例により、各軍・兵種の先進武器・装備が、ある程度展示される。戦車、軍用車両、大砲、各種ミサイル、および空軍の戦闘機・攻撃機・爆撃機・ヘリコプターなどが閲兵場に勢揃いする。多くの新型武器・装備が初公開されるはずだ。いくつかの精密で先端的な通常兵器や、小型化された非通常兵器、戦闘機「殲十」、新型主力戦車、長距離ロケット砲、無人機、大陸間弾道ミサイル(ICBM)なども閲兵式で精彩を放つだろう。

(5)兵士の威容と姿

人民解放軍の軍服は07年から新式への移行を始めた。人民解放軍の軍服史上、全面的かつ系統的な改革であり、識別・象徴・調節・防護など総合性、多機能、系列化への発展という流れに沿い、中国軍の威容と荘重さ、たくましさと美しさが形にされている。今年の建国記念閲兵式では人民解放軍の最新の軍服が全景を包む。人々は大いに視野を広げるに違いない。

(6)特殊な隊列

新中国成立後の13回の閲兵式では、各回毎に新たな、あるいは特殊な閲兵隊列が組まれてきた。今年の建国記念大閲兵式では、伝統的な地上・空中隊列のほかに、人々の除目を一新する新たな隊列も出現する。宇宙事業に多大な貢献を果たした宇宙飛行士が、特別な方法で観閲を受けるだろう。国家の分裂やテロを抑止し、国家の主権と領土保全を守る上で、不可欠な役割を果たしている特殊武装部隊が、どのような形で姿を現わすかも注目に値する。1980年代生まれ、さらには90年代生まれの女性民兵の隊列も特別な光景となるだろう。空中編隊にも新たな変化があり得る。注目されるのは、無人機や早期警戒機の参加の有無だ。

(7)改革・新機軸

イノベーションは民族発展の尽きせぬ原動力だ。今年の建国記念閲兵式の目だった特徴の1つは、イノベーションを非常に重視していることだ。従来の建国記念閲兵式と比べると、閲兵式であれ分列式であれ、多くの面で改革が行われ、内容・形式・編成・組織面に集中して新機軸が打ち出されている。

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