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専門家が解説する「建国記念閲兵式」の10の見所
発信時間: 2009-06-15 | チャイナネット

(8)製造技術

中国では科学技術の飛躍的発展と総合的国力の不断の向上に伴い、製造技術のレベルも年を追う毎に向上している。武器・装備は優れた防護性能を備えるのみならず、ステルス性、サバイバビリティ、および勇猛な外観のいずれにおいても、従来より大幅に向上している。生産・製造技術レベルも、一国の製造業の能力を示すものであり、中国が自主開発した乗用車「紅旗」が、これまで同様、閲兵用車両として用いられる。すでに「紅旗」HQE型が「元首クラス」の車両として位置づけられており、全体の風格から1つ1つの細部に至るまで、その外観・設計の至る所に、中国文化の特色が形になっているとのことだ。

(9)協同能力

閲兵部隊はかねてより巨大な陣容で、多方面に渡り、難しい組織・協調を求められてきた。順調な閲兵の成否において非常に重要なポイントの1つが、各部隊・兵士間に協同作戦能力が備わっているか否かだ。これも、閲兵式の重点の1つとなる。

(10)経済的効率

今年は折しも金融危機に遭遇し、国は大きな試練を受けている。政府は災害復興、経済発展、民生改善に、より多くの予算を拠出する必要がある。このため、建国記念閲兵式では、「勤倹節約」「少ない予算で多くを行う」「最小の投入経費で最大の効果を引き出す」が重要な原則となる。中国軍は近年、「節約」路線を歩み、管理の科学化・精細化・集約化を重視している。閲兵全体の組織であれ、関連の整備であれ、一連の効果的な方法によって節約を実現する。閲兵式を観終えた人々は、投入経費の少なさに驚くに違いない。これは、人民解放軍が新中国の60回目の誕生日に捧げる、最も重厚なプレゼントともなる。

「人民網日本語版」2009年6月15日

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