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ナポリターノ大統領と共に儀仗隊を巡閲する胡主席 |
胡錦涛国家主席は6日、イタリアのナポリターノ大統領とローマで会談した。
胡主席は「国交樹立以来39年間、両国関係はずっと健全で安定した発展を続けてきた。04年には包括的戦略パートナーシップを構築し、両国の友好協力関係に新たな1ページを開いた。両国間の双方向投資は日に日に活発化し、人的・文化的交流は日増しに拡充され、教育・科学技術・環境保護・観光分野の協力も大きな成果を上げている」と指摘した。
さらに「来年われわれは国交樹立40周年を迎える。イタリア側と手を携えて努力し、両国の友好協力の伝統を共同で発揚し、世界金融危機に共同で対処し、包括的戦略パートナーシップを新たな段階へと押し上げていきたい」と述べた。
ナポリターノ大統領は「中国はG20金融サミット、G8と発展途上国との対話会合、および国連平和維持活動に積極に参与し、世界の多極化を促進している。イタリアはこれを称賛する。中国の平和的発展、調和的発展は、世界に対する重大な貢献だ。イタリアは中国の世界金融危機対策を高く評価しており、その経済発展促進策がすでに効を奏していることを喜んでいる。世界金融危機対策、国際金融システム改革、持続可能な発展の実現には、中国の積極的な参与が不可欠だ。イタリアは中国・EU関係を非常に重視しており、双方関係の発展のために引き続き積極的な役割を発揮していく」と表明した。
胡主席は「中国・EU関係は、全方位的で、幅広い分野と各レベルに及ぶ互恵協力構造をすでに作り上げている。双方が戦略的・長期的視点から相互関係を把握・処理し続け、相互尊重・対等な付き合い・相互利益の原則を堅持し、対話を強化し、協力を促進しさえすれば、中国・EU関係は必ず、包括的に、深いレベルで、持続的に発展していく」と表明した。
「人民網日本語版」2009年7月7日
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歓迎式典での胡主席・劉永清夫人とナポリターノ大統領夫妻の記念撮影 |
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