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胡錦涛主席がイタリア首相と会談 通信・自動車分野の協力強化を提案
発信時間: 2009-07-07 | チャイナネット

胡錦涛主席がイタリア首相と会談 通信・自動車分野の協力強化を提案

イタリアのベルルスコーニ首相(左)と拍手する中国の胡錦涛国家主席(右)

中国の胡錦涛国家主席は6日、ローマでイタリアのベルルスコーニ首相と会談した。

胡錦涛主席は会談の冒頭で、次のように述べた。

われわれは中国・イタリア間の全面的な戦略的パートナー関係が良好な発展を維持していることにうれしく思っている。両国関係における政治的基礎はさらに強固なものとなり、各分野の交流ルートはよりスムーズになり、両国関係における利益の絆はさらに緊密化、相互投資もさらに活発化し、科学技術、環境保護、教育、観光などの分野の協力において大きな成果が得られている。両国関係における社会的基礎も打ち固められ、人民の友好往来が両国関係の発展に良好な基礎を打ち立てている。イタリアは中国の全面的戦略パートナーであり、中国のEUにおける信頼できる友でもある。中国は、中国・イタリア関係を非常に重視しており、対イタリア関係を強化していくことを確固不動の方針としている。来年は中国・イタリア国交樹立40周年となり、われわれはイタリアとともに、しっかりと前向きな双方関係の方向をとらえ、重大な国際・地域問題での緊密な交流・協力を強化し、各分野における互恵協力を着実に推進し、中国・イタリアの全面的戦略パートナー関係を新たなレベルに引き上げたいと考えている。

胡錦涛主席はまた、中国・イタリア間の実務的協力の強化について次の提案を行った。

1、国際金融危機の衝撃対応を契機とし、経済貿易協力を深化させること。

両国政府の主管部門は引き続き両国企業間の経済・貿易往来に支援と便宜を提供し、特に両国の中小企業協力に関する融資と担保に政策面の支援を提供し、双方の電気通信、インフラ整備、自動車工業、物流などの分野の戦略的協力の拡大を奨励すべきである。貿易や投資における保護主義に断固反対し、協議と対話を通じて双方間の貿易摩擦と相違を適切に解決する。

2、両国の経済・社会の発展推進を目標とし、協力分野を広げること。

双方は両国間の科学技術、環境保護などの分野の協力における経験を総括し、省エネと汚染物質排出の削減、新エネルギー関連の技術協力を深化させるべきである。同時に、より潜在力を引き出し、映像・マスコミ、クリエイティブ設計など新しい協力の目玉を育成する。両国の観光、漢方医薬の研究、疾病の防止・抑制、防災・減災などの分野の協力を強化する。

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