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バローゾ欧州委員長、EUの発展戦略を提示 |
発信時間: 2009-09-11 | チャイナネット |
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欧州連合(EU)の欧州議会は7-9日、バローゾ欧州委員長の再任承認に関する公聴会を開いた。バローゾ委員長は今年10月31日に5年の任期を終える。EU加盟国の首脳で構成される欧州理事会はすでに今年7月、バローゾ氏を次期欧州委員長に指名している。 欧州議会での票決は15-16日に予定されている。欧州議会での順調な任命に向け、バローゾ氏は連日、自らの主張を方々で訴えるとともに、2期目の施政方針をブゼク欧州議会議長に提出している。 バローゾ氏は施政方針で、EUの優先課題の決定においては、より長期的な視点で臨み、現在のリスボン戦略を見直すことで、2010年以降の試練に対処する準備をし、EUが世界的役割を果たす新時代を切り開くべきだと主張している。 注目に値するのは、バローゾ氏が今期欧州委員会の最大の業績を「気候変動対策に他ならない」とし、かつ、次期委員会では気候変動やエネルギー安全がEUに対して果たす作用を、石炭鉄鋼共同体が果たしたそれと同等に論じるとしていることだ。 現地では、この施政方針は、EUの将来の発展構想を示すものと見られている。EUは経済危機から脱する上で、環境保護技術の革新による経済成長の牽引がプラスになると考えている。EUは環境保護技術を将来の経済における「エンジン」と見なしているのだ。EUの専門家は、EUにとって気候変動の重要性は米国にとってのテロとの戦いの重要性に劣らないと指摘する。 「人民網日本語版」2009年9月11日 |
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