温家宝総理とキルギスのチュディノフ首相が15日午後に人民大会堂で会談した。両首相は両国の善隣友好協力関係の一層の深化に向けて共に努力する考えを表明した。
温総理は「近年来、中国・キルギス関係は健全・安定的に発展し、政治的相互信頼は不断に深まり、実務協力は順調に発展している。中国にとってキルギスは、独立国家共同体で第3の貿易相手国となっている」と述べた。
温総理はまた「中国とキルギスは地理的に近く、経済的補完性が高く、実務協力を強化する上で強みがある」と指摘した上で、▽国境貿易と通関協力を拡大する。世界金融危機に共同で対応する。2国間貿易額の安定した成長を維持する▽交通・電信などインフラ面の重点協力事業を着実に実行する▽農業協力を積極的に行う。両国間の農産物貿易に特別ルートを設ける。キルギスに中国の農業技術のモデル地区を建設する??ための措置を積極的に研究することを、中国キルギス経済貿易協力委員会に求めた。
チュディノフ首相は「新中国成立後の60年間で、中国には天地を覆すような変化が生じ、社会・経済は巨大な成就を遂げ、国際的な影響力は日増しに高まっている。中国の発展・成就は、中国指導部の正しい政策と中国人民の勤勉・知恵・勇気によって決定づけられた」と述べた。
チュディノフ首相はまた「キルギスは中国を最も重要な政治的・経済的協力パートナーと見ている。対中友好協力の発展はキルギス外交の優先方針だ。キルギスは台湾、チベット、新疆問題における中国側の立場を断固支持する」と表明した。
「人民網日本語版」2009年10月16日