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温総理が甘粛省を視察 水資源の合理的利用と敦煌の保護を要求
発信時間: 2009-10-19 | チャイナネット

 

 

定西市のある農家で雑談する温家宝総理(10月17日)

定西市のジャガイモ総合貿易センターを視察した時の様子(10月17日)

 

次に温家宝総理が訪れた甘粛省の扶正薬業科学技術株式会社は、定西市やその周辺で栽培される「当帰」や「黄芪」などの生薬を原料に様々な漢方薬製剤を開発し、地域的な経済発展を促進している。

温家宝総理は企業の従業員に対して「定西市の経済発展は特色ある道を歩むべきだ。漢方薬は重要な特色ある産業である。甘粛省の他の製薬会社もこの地の貴重な資源を十分に利用し、生薬栽培や加工産業を結びつけて農民に収益をもたらし、医薬産業の発展が促進されることを願っている」と語った。

中国科学院の寒冷地・干ばつ地域の環境と工学研究所は、干ばつや砂漠、寒冷地、極地の環境、工学研究に従事する国家レベルの研究機関であり、長期にわたって甘粛省や全国の自然環境の整備に科学的な根拠を提供し、国のために大きな貢献をしてきた。一日中駆け回った温家宝総理は17日18時30分頃、この研究所を訪れ、研究員たちに向かって以下のように述べた。

「私はいくつかの甘粛省の生態問題についてこう考えている。一つ目は、甘粛省の発展を制限する最大要素は水であり、地表水や地下水資源の保護、持続可能な利用は重要な問題だ。石羊河の整備を十分に重視し、砂漠化防止や節水、水資源の節約利用を一体化しなければならない。二つ目は黒河の水資源を合理的に利用して、額濟納旗への水調達や河西回廊のオアシス保護を統一して計画する。三つ目は、砂漠に囲まれた民勤と敦煌を救うことだ。それらの場所を第二のロプノール(羅布泊)や楼蘭にしてはならない。四つ目は祁連山の氷河を保護することである。氷河がなければ河西回廊の生産や生活、生態の水もなくなる」

「チャイナネット」 2009年10月19日

 

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