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japanese.china.org.cn |11. 09. 2017

中国3隻目の空母が開発開始、原子力を採用か

タグ: 空母 設計 ビル 艦橋



 先ほど武漢市の「空母ビル」の最新の建設状況を示す写真がネット上で公開され、「2隻目の国産空母の設計がほぼ完了」という説が軍事マニアから注目されている。国内オンラインメディアの分析によると、新型国産空母は「艦橋が高くなり、トン数が増える」見通しだ。中国空母専門家の李傑氏は10日、ネット上で伝わっている写真を見た後、環球時報の記者に対して「現在の情報から判断すると、2隻目の国産空母は初歩的な設計を終え、開発段階に入った可能性がある。今後は1隻目が正式に就役する前に、2隻目が開発・建造段階に入る可能性も否定できない」と指摘した。

 

 ネット上で伝わっている「空母ビル」の最新写真に見える艦橋の新たなデザインは、次の国産空母の設計がほぼ完了したという巷の噂を裏付けているのかについて、李氏は「空母ビルは陸上で建造され、主に空母甲板から上の部分の施設を想定する。通常はレーダー、通信システム、武器装備品、特に艦橋の部分を想定する。各施設間の互換性を調べる重要な役割がある。空母ビルの新しいデザインから判断すると、2隻目の国産空母の初歩的な設計は終わっているはずだが、今後の試験により改善される可能性もある」と分析した。

 

 「艦橋が高くなり、トン数が増える」というネット上の説について、李氏は「ネット上で伝わっている写真を見る限り、艦橋がとても高くなっているが、艦橋の各種基本機能の需要を考えると小さすぎはない。この点から判断すると、この空母は依然として通常動力を搭載する可能性がある。一般的に、艦橋には操縦プラットフォームがあり、司令官の持ち場は固定されている。通常動力空母はさらに艦橋に煙突を取り付ける。そのため艦橋が小さくなりすぎることはない。しかし原子力動力技術の成熟と改善に伴い、2隻目の国産空母が原子力動力を採用する可能性も否定できない」と話した。

 

 この写真で次の国産空母の建造の進捗を判断できるのだろうか。李氏は「初歩的な設計を終え、開発段階に入ったとみられる。一般的に、新空母を建造する場合は、前の空母が間もなく交付される際に、新空母の開発が開始される。しかしこれについては、中国で例外が出るかもしれない。中国には空母を建造できる造船所が2カ所あり、同時に建造する能力がある。そのため2隻の空母の開発が重なり、交錯する可能性もある」と指摘した。


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