中国国防部が31日に開いた記者会見において、任国強報道官は環球時報の記者からの質問に対して「中国初の国産空母は計画に基づき着実に推進されている。現在はシステム・設備の調整及び艤装の最中で、全面的に係留試験を展開する予定だ」と答えた。
報道によると、初の国産空母は着工から進水までわずか26カ月未満で、海外の同型空母の建造期間の半分近くに短縮されている。政府関係者は8月上旬、同空母は進水からわずか5カ月で、計画を前倒しで係留試験段階に入ると明かした。任報道官は、国産空母の質は保証されているか、「病を押して就役」になることはないかという質問に対して「中国初の国産空母は計画に基づき着実に推進されている。現在はシステム・設備の調整及び艤装の最中で、全面的に係留試験を展開する予定だ」と回答した。
初の国産空母は今年4月26日、大連で進水を完了した。これは空母開発の重要な節目の一つで、進水後に初の国産空母は造船所内で設備取付と試験作業を続けなければならない。国産空母開発責任者の胡問鳴氏は8月上旬、メディアのインタビューに応じた際に、空母の動力システムの試験がすでに始まっていると表明した。