高品質、創造性のある本が幼児向け図書市場で人気
幼児向け図書市場のこの十数年の変化について、李さんは「市場はずっと存在するが、競争の形が変わった。受動的に市場に合わせるか、積極的に市場をリードするか」だと話す。
80年代生まれと90年代生まれが親になり、彼らには3つの特徴があるという。まず、本に対する位置付けが多様化したこと。彼らにとって、本は教育手段というだけでなく、親子が一緒に過ごすための道具、子供のおもちゃでもある。そのため、知識を増やす機能だけに重視するのではなく、創造的な内容と形式を通して子供の想像力と手を動かす能力を引き出したいと考えるようになっている。人気があった知育本や科学知識を得られる本は冷遇され、ボール紙の本、遊べる本、音の出る本、立体本などのアイデアあふれる本が人気を集めている。次に、本の品質の良さが求められ、安全性が重視される。例えば、インクが環境に優しく無害か、紙が磨耗に耐えられるか、怪我しないように角が丸くなっているかなどを重視し、子供の健康面を気にかけている。もう1つは、購入ルートがインターネット化された。本を選ぶ際、多くがオンライン書店、共同購入、WeChat店、個人サイトなどで購入する。これは中国のインターネットとECの急成長によるもので、動画で新しくインタラクティブ性の強い幼児向け図書を十分かつ立体的に見られるため、親もコミュニティの口コミや乳幼児・育児を専門としたサイトの専門家の意見を参考にするようになっている。
これらの市場の変化に、李さんと同僚も積極的に対応した。図書の導入でほかの部門と密接に協力し、海外の優れた図書を探した。また、オリジナル図書の企画では、素晴らしい本を作る努力をした。李さんは、「オリジナル図書の準備周期は1~2年で、この期間、編集者は作者と画家と何度も話し合わなければいけない。編集者は将来を見据える必要がある。そうすることで出版時も創造的を維持できる」と話す。李さんは、オリジナル図書の制作は多くのものを蓄積し、勢いをつける過程だと考える。2015年以降、彼女は年間2~3冊出版してきたが、2018年は8冊出版し、年々増やしていくという。
高品质、创意类图书成为婴幼儿图书市场新宠
说起婴幼儿图书市场这十几年来的变化,李明淑感慨道:“市场一直都在,只是竞争方式在变。要么被动适应市场,要么主动引领市场。”
如今,80后、90后成为新一代婴幼儿父母,他们主要有三个特点:首先,对图书的定位多元化。在他们的眼里,图书不仅仅是教育手段,更是亲子陪伴的工具,是孩子的玩具。因此,他们不再一味看重图书拓展知识的功能,而是希望通过有创意的内容和形式,在潜移默化中开发孩子的想象力和动手能力。曾经畅销的益智类、硬科普类图书逐渐受到冷落,而纸板书、玩具书、发声书、立体书等富有创意的图书更受家长青睐。其次,对图书的品质要求高,注重图书的安全性。比如,家长会关注印刷的油墨是否环保无毒、纸张是否防啃耐磨、书页棱角是否圆滑无伤害等因素,更舍得为孩子的健康埋单。再次,购买渠道网络化。家长在选择图书时,大多通过线上书店、社群团购、社群微店、自媒体平台等方式。这一方面是受中国互联网、电子商务高速发展的影响,另一方面是由于动态视频可以更充分、立体的展示形式新颖、互动性强的婴幼儿图书,而家长也更愿意参考社群里的口碑以及母婴、育儿类自媒体上专家和意见领袖的推荐。
针对这些市场变化,李明淑和同事们积极应对。在引进图书方面,和其他部门密切合作,寻找国外优质的图书资源;在策划原创图书方面,他们下苦功夫,打造精品。李明淑说:“筹备一本原创图画书的周期一般是一到两年,这期间事无巨细,编辑需要和作者、画家不断地沟通。编辑一定要有前瞻性,这样才能保证在图书面世时依然是有创意的。”在李明淑看来,做原创是一个不断积累、厚积薄发的过程。2015年至今,李明淑每年只出版2、3本图画书。而2018年,她计划出版8本,以后还会逐年增多。