呉さんの母はこの動画を撮影した理由について、「(娘が)幼い頃にこれほど大きな出来事、世界的な公共の健康の危機が生じた。カメラでこれを記録する必要があると思った。子供の目から感染症に見舞われた香港の一般人が、どのように難関を乗り越えるかを記録する」と述べた。
彼女は「清掃員、運転手、警察、医師、看護師など、感染症に見舞われても多くの人が働き、獅子山精神を発揮している。子供には一般人がどのようにして都市に貢献しているかを知り、感謝することを覚え、プラスのエネルギーを伝えてもらいたい」と話した。
呉さんは多元的な文化環境の中で成長した。小さな頭の中には、この世界に関する尽きることなき疑問がある。感染症により、普段は忙しく働き、朝早く出かけ夜遅くに帰宅する両親が在宅で働いている。親子で触れ合い、彼女の多くの疑問に答える時間が生まれた。一家の話題は新型コロナウイルスの感染拡大から始まり、野生動物の保護、公衆衛生、薬品の研究開発、生物の進化など各方面に広がる。
この世界的に拡大する感染症にいかに対応すべきかについて、呉さんは自分の意見を持っている。これは母にサプライズをもたらした。
呉さんは「世界各地の人は一つに結ばれている。私たちにはウイルスを打ち負かす責任がある。これはすべての人にとって大きな挑戦だ。人々が団結し協力することで、困難を克服することができる」と述べた。