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japanese.china.org.cn |19. 01. 2021

バイデン氏の就任式を控え、ワシントンが「軍事基地化」

タグ: バイデン 就任式 ワシントン

17日、米ワシントンの議事堂付近。新華社記者・劉傑撮影


 現地時間17日、米国のバイデン次期大統領の就任式まであと3日となった。新華社の記者が現地を取材したところ、米議会乱入事件の驚きから平静を取り戻していない米首都ワシントンは現在「フル武装中」になっている。ホワイトハウスや議事堂などに兵力が配備されており、市中心部には柵やバリケードなど多くの治安維持施設が設置されている。暴力の脅威及び感染拡大という2重の影に覆われ、ワシントン及び周辺州の当局者は就任式を見ようとする米国人に「来るな」と要請している。


 デモ参加者が6日、議会を襲撃した事件が、ワシントンに精神的な大きなダメージを与えたことは間違いない。就任式前に再び暴力的な抗議活動が発生しうるという警告が出ており、ワシントンが厳戒態勢になっている。ワシントンは連日、治安維持の強化を続けており、11日より緊急宣言を発令した。


 この状況下、治安維持の「神経」が持続的に刺激されている。現地メディアの報道によると、警察は現地時間15日、議会付近の検査所でトラックを運転していた男を逮捕した。男は銃弾をフル装填した拳銃を所持しており、車内からは500発余りの銃弾と偽造証書が見つかった。


 ワシントンの市中心部は現在、厳戒態勢下の軍事基地のようになっている。軍人、柵、バリケートが多く見られる。


 米国防総省は15日、2万5000人の州兵に大統領式典の治安維持に協力する権限を与えたと発表した。この規模は米軍の現在のイラク及びアフガニスタンにおける駐留人数の5倍に相当する。


 議事堂とホワイトハウスが、20日のバイデン氏の就任式の2大「重点保護対象」であることは間違いない。記者が取材したところ、議事堂及びホワイトハウス周辺の主要道路にはすでに高い柵やバリケードが設置されていた。一部の主要交差点には軍人と軍用車両があり、人員と車両の安全検査を行っていた。



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