「この百年で最も成功した政党」　世界の友人と中共のエピソード

　「永遠に中国を離れてはならない」これはハンス・ミラー医師が1994年に亡くなる前、妻に何度も言った言葉だ。

　1939年、第二次大戦が勃発した。スイスで医学博士の学位を取得したドイツの青年ミラーは、各地を転々とし延安を訪れた。抗日戦争、解放戦争で中国共産党及び中国人民と肩を並べて戦い、その後さらに中国の社会主義建設に身を投じた。

　「中国共産党の指導者、毛沢東主席と朱徳総司令と親しく会話し、非常に深く素晴らしい印象を受けた」中共との縁について、ミラーの息子の米徳華氏は、父を感動させたエピソードを語った。

　中共は1921年の創設以来、革命・建設・改革などの各時期に、ミラーのような多くの外国の友人を集めた。中国共産党人と世界の友人の百年に渡る交流のエピソードは、世界が中共を認識するための窓になった。

　中共は現在、9000万人超の党員を擁する世界最大の政党だ。中共は百年に渡り人民を指導し、民族の独立を実現し、列強にほしいままにされる屈辱の歴史に別れを告げた。国は「一に貧窮、二に空白」から「全面的な小康」に変わり、世界2位の経済体になり、総合的な国力が大幅に強化された。

　間もなく百年の誕生日を迎える中国共産党は、揺るぎない初心と使命により世界で人口が最大の国を率い、2つ目の百年の奮闘目標の達成、中華民族の偉大なる復興の実現に向け邁進している。

　「信じがたい」理想の力

　中国共産党人とはどのような人なのだろうか。

 エドガー・スノー

　米国人作家のエドガー・スノーは1936年、このような疑問を持ちながら、陝北蘇区に答えを求めに行った。粗末な横穴式の住宅内で、毛沢東とスノーはしばしば夜を徹して語り合った。スノーは4カ月のうちにさらに彭徳懐や徐海東など中共高級幹部及び一般兵を取材し、紅軍の生活を体験した。信仰に忠実な中共から深い印象を受けた。

　スノーは著書「中国の赤い星」の中で、主義に忠実な共産党人の強靭な意志に感嘆した。理想と目標が彼らに「信じがたい」力を与えたとした。