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japanese.china.org.cn |12. 07. 2021

【中国共産党創立100周年】PART5 人類の運命を心に刻んで

タグ: 中国共産党

中国共産党は創立以来100年にわたる奮闘の中で、中華民族を復興の道に導いただけでなく、人類の運命と未来を考えてきた。第三世界諸国(アジアアフリカラテンアメリカなどの発展途上国)と共に覇権主義への反対と民族解放の実現に努め、さらにイデオロギー政治体制発展段階が異なる国々と協力ウインウインを求める中で、中国共産党は常に平等正義平和発展の信念を貫いてきた。現在、新時代に突入した中国共産党は時代に即して人類運命共同体を構築するという理念を打ち出し、人類社会が直面している重大な問題を解決し、人類社会の進むべき方向を考えるために中国の知恵と力を注いでいる。

 

19554月に開かれたバンドン会議で、周恩来は中国共産党と中国政府を代表して団結平等平和協力の主張を掲げ、大きな反響を呼んだ(新華社)

 

覇権主義に反対、民族解放を支援

19世紀末から20世紀初頭にかけて、帝国主義の植民地体制の下でアジア、アフリカ、ラテンアメリカの数多くの国々が植民地か半植民地になり、現地の経済が立ち遅れ、人民は苦しい生活を強いられていた。従って、帝国主義の抑圧に反対する民族解放運動は徐々に時代のすう勢となっていた。

近代以降、中国は清朝の戊戌の変法、立憲君主制樹立の試み、中華民国によるブルジョア民主共和制の確立など、半封建半植民地の苦境から脱却するよう多くの模索をしてきた。しかしいずれも失敗し、中華民族が抑圧され、虐げられる悲惨な運命を根本的に変えることはできなかった。

1921年7月23日から8月初めにかけて開催された第1回党大会で、中国共産党の誕生が宣言された。コミンテルンの代表マーリン氏は、「中国共産党の創立は世界にとって大きな意義がある」と述べ、中国の同志たちが党の活動に努め、世界中のプロレタリアートの団結のために貢献してほしいと希望を語った。

その後、中国共産党は28年間艱苦奮闘し、中国を侵略した日本の軍国主義を打ち負かし、世界反ファシズム戦争の勝利に多大な貢献をした。さらに新民主主義革命の成功を収め、新中国を成立させ、帝国主義による100年余りにわたる抑圧から脱却し、世界の民族解放運動を盛り上げた。

1950年代半ばから60年代半ばにかけて、中国共産党はアジアアフリカラテンアメリカの人々が民族の独立を獲得し、それを維持する闘いを積極的に支持した。エジプト人によるスエズ運河での主権の擁護と、英仏の侵略に反対する闘い。アルジェリア人によるフランスの植民地支配に反対する闘い。サブサハラアフリカ人による植民地主義と人種主義に反対する闘い。キューバ人、パナマ人らによる米国の武力干渉に反対する闘い。これら全てに中国は熱い声援を送った。この時期に中国は断固として米国の帝国主義に反対しただけでなく、ソ連の社会帝国主義にも強く反対した。

54年、中国は主権と領土保全の相互尊重、相互不可侵、内政に対する相互不干渉、平等互恵、平和共存(9)の五原則を打ち出し、公正で合理的な国際関係の構築を推進するために歴史的な貢献をした。翌年、インドネシアのバンドンで開催されたアジアアフリカ会議で、周恩来は事前に準備した講演原稿を読まず、当時の国際問題を巡って次のような即興の発言をした。「中国代表団はけんかではなく団結を求めに来たのだ。異を唱えることではなく、同を求めに来たのだ。われわれの間で同を求める基礎があるのだろうか。あると思う。それはアジアアフリカのほとんどの国と人民が近代以降植民地主義がもたらした災難と苦痛を経験したことがあり、そして今も受けていることだ」

この発言は各国の代表に評価され、その年から59年末まで、ネパール、エジプト、シリアなどのアジアアフリカ諸国が相次いで中国と国交を樹立した。

中国共産党が独立自主の平和外交方針を遂行することは、第三世界諸国に称賛された。これらの国々の支えの下で、中華人民共和国は7110月に国連での合法的な地位を回復し、安全保障理事会(安保理)の常任理事国5カ国で唯一の発展途上国になった。中国の国連復帰は多くの発展途上国の期待に沿うことで、グローバルガバナンスシステムにおける発展途上国の影響力を極めて大きく高めたと言える。以降、中国は国連の枠組みの下で世界の平和を守り、各国との友好協力を強化し、人類の進歩を促進するためにたゆまぬ努力をしてきた。習近平国家主席も述べているように、国連における中国の一票はいつまでも発展途上国を代表している。

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