習総書記、国家博物館設立110周年で「文明間の交流推進を」

　習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席は8日、国家博物館の専門家からの手紙に返信し、国家博物館が設立110周年を迎えたことについて、関係者全員に祝賀の意を伝えました。

　習総書記は返信の中で、「皆さんが学術研究を深め、展示手段を革新し、文化財の活性化した利用を推進して、異なる文明間の交流と学び合いを進めていき、中華文明の優れた成果の保護、伝承と展示に努力し、文化・博物館事業の発展と社会主義の文化強国づくりに貢献していくよう期待する」と示しました。

　国家博物館の専門家10人はこのほど習総書記に手紙を送り、同博物館の過去110年の発展を振り返り、所蔵品の収集や保護、展示などについて報告を行った上で、使命を忘れずに文化強国建設に貢献する決意を表しました。

　中国国家博物館の前身は1912年7月に設立された「国立歴史博物館準備処」です。新中国成立後、天安門広場の東側には「中国革命博物館」と「中国歴史博物館」が建設されました。2003年には両館が一つとなって中国国家博物館となり、その後、改築・拡張を経て2012年に正式に一般開放されました。所蔵品の数は現在、140万点を超えています。

　「中国国際放送局日本語版」2022年7月10日