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japanese.china.org.cn |17. 08. 2022

非凡な10年 ウルグアイ駐中国大使が見る中国のグリーン発展

タグ: 環境保護 グリーン 美しい中国 
中国網日本語版  |  2022-08-17

 ウルグアイ東方共和国駐中国大使・外交部環境事務元特別代表のフェルナンド・ルグリス氏はこのほど、中国網の取材に応じ、この10年の中国の生態環境の改善などに関する見解について、中国とウルグアイの生態環境分野での交流と協力を振り返り、展望を語った。

 

中国のこの10年 生態文明構築の素晴らしい答えを出した


 ルグリス氏は、中国はこの10年で明らかに巨大な変革と発展を経験し、中でも持続可能でグリーンな発展の面で上げた成果は注目を集めたし、以下のように述べた。

 

 「10年前、国際社会は中国の環境問題を深く懸念していた。今では、私たち中国で生活する外国人は、中国政府の国家グリーン発展における努力を目にした。これは中国がより良い発展の道に向かってまい進していることを示す。それは持続可能な発展の道である。私は、これは中国のこの10年の最大の変化だと思っている。その進歩は中国人の生活の質を改善しただけでなく、習近平主席が打ち出した『美しい中国の建設』を推し進め、世界の環境保護にも直接的な好影響を与えた。」

 

 大使は中国政府のグリーン発展推進の確固たる決意と深い実践を高く評価し、自身の北京での経験からもこの10年で中国が環境保護の面で大きな成果を上げたことが証明されたといい、以下のように話した。


 「6年前、私は北京に来てすぐに初めての冬を過ごした。当時、北京の大気汚染は非常に深刻で、大気質が懸念されていた。対照的に、ここ数年、北京で生活する誰もが大気質が著しく改善されたと感じていることだろう。政府が入念に制定した環境保護政策は巨大な投資となったが、比類なき成功を収め、その意味は深く大きい。」

 

 駐中国大使在任中に中国各地を訪れたルグリス氏は、山西省の森林草地保護区の修復作業のことをよく覚えている。近年、山西省の多くの地域は国土緑化を強化し、森林の質向上に力を入れ、「両山」理論を実行し、「不毛の地」から「塞上のオアシス」へと華麗な変化を遂げた。

 

世界の持続可能な発展の取り組みにおける中国の役割

 

 この10年の世界の持続可能な発展の取り組みにおける中国の役割と生態改善への貢献について、ルグリス氏は、中国は生物多様性保護などの面で世界の舞台の中心へと向かっているとの見解を示した。また、『生物多様性条約』を締結した第15回締約国会議(COP15)の雲南省昆明市での開催成功、および『昆明宣言』の正式な可決は、中国が世界の重要な多国間プロセスのリーダーになりつつあることを示したと話した。

 

 中国がクリーンエネルギーの面で上げた成績にも、ルグリス氏は深い印象を覚えた。「中国は再生可能エネルギー分野で世界の上位を歩んでいる。青海省から戻ったばかりの時、風力発電と太陽光発電の有効利用に感心した。中国の電気自動車製造業は世界をリードし、中国企業は新エネルギー車とソーラーパネルの生産コスト削減にも力を入れている。これにより、ウルグアイを含む多くの発展途上国はこれらの商品の費用を負担できるようになった。これは世界の気候変動対策に深い影響を与えた」とルグリス氏は話した。

 

 また、中国が的確な貧困者支援や農村振興などで上げた数多くの成果も認め、以下のように述べた。近年、中国の少数民族地区が展開する生態観光は、少数民族の文化を維持しながら富を形成し所得を増やすという持続可能な発展の道を歩んでいる。農業分野に関して、大使は中国のグリーン農業へのモデル転換とアップデートを高く評価し、世界の生態保護と農業発展に深い影響を与えたと話した。

 

中国とウルグアイの環境協力 協力し新たな段階にまい進

 

 ルグリス氏は、「中国はウルグアイの最も重要な貿易パートナーであり、両国は経済貿易交流と協力で豊富な成果を上げ、かつ持続可能な発展の促進を目的に展開する環境協力も両国関係の重点となり、今後さらにステップアップするだろう」と述べた。

 

 ルグリス氏によると、ウルグアイ政府は生態環境、植樹造林、水資源利用などの面で中国の生態環境部や自然資源部などの部門と密接な協力を継続し、持続可能な発展や生物多様性保護などの分野でも多くの協力プロジェクトを展開している。

 

 両国の農牧業分野、中でも生態農業における協力に、ルグリス氏は期待感を示し、「ウルグアイと中国は優れた科学者と技術者を有し、彼らは持続可能な発展と無公害農産品の生産に貢献するに違いない。ウルグアイと中国は地理環境や農業体制などが全く異なるが、両国政府は期せずして一致しグリーンで天然、有機、環境に優しい農業生産へとまい進している」と強調した。

 

 ルグリス氏は、両国は今後も引き続き協力し、双方および中国とラテンアメリカ、カリブ地区のカーボンニュートラルや生物多様性保護などの分野で連携すると確信している。また大使は、2023年は中国・ウルグアイ国交樹立35周年にあたり、両国は戦略パートナー関係を引き続き深化させ、質の高い一帯一路の共同建設を推し進め、より多くの持続可能な発展のための協力プロジェクトを展開し、両国人民に恩恵をもたらすだろうと話した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年8月12日