間もなく南アフリカのヨハネスブルグで開催される第15回BRICS首脳会議が、国際社会から注目を浴びている。BRICS首脳はBRICSの協力強化及び加盟国拡大などの議題をめぐり議論する。当初はブラジル、ロシア、インド、中国の4カ国による協力から始まり、その後に南アフリカが加入した。今や同じ志を持つ多くのパートナーが加入を希望している。BRICSはより大きな魅力を示し、変化と混乱が重なる世界に安定性とプラスのエネルギーを注ぐ。新華社が伝えた。

　BRICS協力メカニズムの魅力は協力の堅持、世界平和及び安寧の維持から得られる。世界は現在、太平とも安寧とも言えない。BRICSは提唱の当初より「対抗ではなく対話、同盟ではなくパートナー」という準則を持ち、国連憲章の主旨と原則、国際法及び国際関係の基本準則に従い国家間の関係を処理することを掲げた。続出する新旧の安全の脅威に対して、中国は「BRICS諸国は相互の核心的利益に関わる問題において相互支援し、真の多国間主義を実践するべきだ。公道を守り、覇道に反対し、公平を守り、いじめに反対し、団結を守り、分裂に反対するべきだ」と呼びかけた。安全事務ハイレベル代表会議を開き、テロ対策やサイバーセキュリティなどの分野の協力を掘り下げた。ニューヨーク・ジュネーブ・ウィーン常駐代表による定期協議メカニズムを構築した。重大国際・地域問題について立場の調整を積極的に強化し、世界の公平と正義を守り平等で秩序正しい多極化された世界を築くという「BRICSの強い声」を発した。BRICS諸国は勇敢に責任を担い行動し、自身の発展を世界の平和・安定を結びつけ、世界に積極的で安定的で建設的な力を注ぐ。キューバのミゲル・ディアス＝カネル議長は、「BRICSの協力はより公平で公正な国際経済秩序の構築に選択肢を提供した。これは平和と発展の実現と、世界安全の保障に有利だ」と述べた。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年8月22日