タンザニア友好促進会のカハマ会長は29日、「環球時報」の取材で、「世界各地の平和・安全分野で、中国がどのような力を発揮しているかへの理解を深めることに期待している。中国は常に関係者を意思疎通と対話の場に集めようとするが、他国の内政に干渉せず、自国の理念を押し付けようともしない。これは私にとって最も深い印象だ。中国の伝統的な役割は他国への非干渉で、戦争ではなく対話を望む。これは現在の世界平和の唯一の手段であることが証明された」と述べた。

　29日午後のフォーラム対話イベントで、米クインシー研究所東アジア事業責任者のマイケル・スウェイン氏が掲げた「中国の発展と強化はアジア太平洋の先行きを不透明にする」という観点について、中国の元外交部副部長の傅瑩氏は、「あなたの論理は中国人を困惑させる。中国が依然として貧しく、立ち遅れていれば、アジア太平洋は良くなるという意味のようだ。しかし現在の中国はアジア太平洋の奇跡の推進力であり、米国も受益者であるはずだ。米国がその対中関係に対する評価の間違いを意識し、米国が競争を地域問題の優先的な位置に据えようとするのではなく（アジア太平洋の）積極的な貢献者になるため、あとどれほどの時間がかかるのだろうか」と反論した。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年10月30日