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アメリカで書道の授業をする山東人

ウィリアムケーズイ大学はアメリカ南部ミシシッピ州のハッティスバーグ市に位置し、この都市は同州第3大の都市で、人口は約10万人、ミシシッピ川の下流にあって、メキシコ湾に臨み、土地が広大で、人口が少なく、景色がすばらしく、亜熱帯気候に属している。

新しい学期が始まった時、私が授業しているクラスには学生が計13人いた。彼らは異なった専攻科目の人たちで、みんな中国の書道に対したいへん興味を抱いていた。調べてみると、彼らの間ではロシアから来た女子学生は1人だけが中国を訪れたことがあり、少しぐらい中国語を話すことができ、その他の人たちはすべて中国語ができず、漢字を書くことなどなおさらできなかった。こうした実状から、私の講義は学生に書道と関連のある中国の文化を知ってもらうことに重点を置き、最も基本的な書道の技法を学んでもらうことにし、それによって学生たちが書道が好きになり、中国に親近感をもってもらうことに力を入れた。

アメリカの学生たちに中国の書道芸術を詳しく紹介している劉希竜教授

学生達の優れた作品

授業が始まったばかりの頃は、私の英語会話もあまりよくなく、学生たちとの交流もたいへん困難だった。そこで私は板書(黒板に書く書)の内容を増やし、それ以後の授業の中で、私は欧体(唐代の欧陽詢とその子息欧陽通の書体)の楷書を主として、学生に臨書の具体的な方法を教え、漢字の具体的な書き方を学ばせ、一個一個の漢字はすべて異なるので、学生たちはさらに興味をもつことになった。私はこれを機会に漢字の起源、発展の歴史や構造の原理について講義し、漢字の創造は中国人の世界観と人生観を具現するものであり、最も人情味と神秘色をもつ文字であり、書道は世界で最も抽象的な芸術形態で、その抽象性は世界のあらゆる本当の芸術の共通の原則であることを説明し、そして書道を欧米の建築物、音楽や舞踊と比較し、インターネットから中国台湾の雲門舞踊集の舞踊『行草』の映像を探し出して学生たちに見せた。学生達は目を丸くしてそれを見つめ、目新しさを感じ取った。

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