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アメリカで書道の授業をする山東人

毎回の授業の中で、私はいくつかの中国の文化と風景をエピソードとして適時に授業に取り入れ、王羲之と顔真卿の作品を探し出して見せ、中国の歴史上における最も著名な2人の書家はいずれも臨沂に生まれた人で、中国に行って書道を学ぶには、臨沂は第一の選択の地であり、そこは中国の書家たちの心の中の聖地であるということを彼らに教えた。なお、私達臨沂師範学院のホームページを探し出して学生たちに見せ、美しいキャンパスの景色は学生たちの視線をぐっと引きつけた。私はそれを機に臨沂へ留学してみてはと学生たちを励ました。またよく中国の古典音楽、京劇の唱(うた)、台湾雲門舞踊集の映像を紹介し、教室で話したのは簡単な中国語で、書いたのは漢字の書で、見たのは四面の壁に掛かっている異国の風景画で、耳にしたのは京劇の名優馬連良、譚富英、楊宝森、奚嘯伯らの唱(うた)であった。

アメリカの学生たちと劉希竜教授

アメリカの学生たちと劉希竜教授

アメリカでの生活は満ち足りたものであった。私達は役目を果たし、学生たちに尊重され、歓迎され、高く評価され、2校間のいっそうの協力のための基礎を打ち固めた。今回の体験を通じて、自分にとっても勉強となった。わが国の国際的地位が絶えず向上し、民族の自尊心が絶えず高まり、世界への影響力が日ましに大きくなっていることを実感した。

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