北京はすでに猛暑に見舞われているが、千里も離れた新疆ウイグル自治区のタンブラ草原は冬の眠りから覚めて、ようやくその笑顔を見せ始めたところだ。咲き乱れるタンポポやシャクヤク、ノギクがまるで無数の星のように、果てしなく広がるエメラルドグリーンの草原に趣を添え、目を奪われてしまう。タンブラ草原のあのような原始性、質朴さや静寂さは永遠に忘れ去ることはできない……。